人気アイドルバンドという設定だが、イ・ホンギ演じるジェルミはドラム担当の役だった。そのため、OSTとしてバックに歌声が流れることはしばしばあったが、映像の中の役どころとしては、ほとんどその歌声を披露することはなかった。

― FTIslandではリードボーカルを務めているだけに、もっとドラマでも歌いたかったのでは?

「全然。ドラマでまで歌いたくなかったです(笑)」

― ジェルミのシーンで一番気に入っているシーンはどこですか。

「何といってもバスのシーンです!」

― 特に悩んだところ、苦労したことはありましたか。

 「やっぱりバスシーンです。でも、スタッフたちとシネさんが、感情をつかめるように助けてくれたのでうまくできたと思います」

― 共演のチャン・グンソクさん、パク・シネさん、ジョン・ヨンファさんはどんな方でしたか。

 「グンソク兄さんはいたずら好きで明るい。だから年上でもとても楽でした。シネさんは女性でも気さくなさっぱりした人です。だから今はベストフレンドになりました。ヨンファはおもしろくて僕と似ているところが多いんですよ(笑)」

― 3人との呼吸はどうでしたか。

 「あまりにもうまが合いすぎたというぐらい相性がいいというか、すごく楽でした」

― 特に思い出に残っている撮影エピソードを教えてください。

 「毎日、いつもエピソードで、特にこれといって挙げることは難しいですね」



― 撮影後に、ほかの3人の方に対する印象が最初と変わった、あるいは親しくなってこんなことがわかった、というようなことはありますか?

「そうですね…皆、最初は僕に遠慮したらしいです。なぜだろう…(笑)」

― FTIslandのメンバーは、ドラマの撮影中に何か応援やサポートをしてくれましたか。

 「メンバーは応援してくれましたし、ファンはサポートしてくれました…ククク(笑)」

― これからも演技活動をしたいですか。どのような役をやりたいですか。

 「もちろん、機会があればやりたいです。やってみたいのは悪役です(笑)。本当にやってみたいんですよ」

― FTIslandは、2010年に日本メジャーデビューを控えていますが、あらためて日本でやりたいこと、抱負はありますか。

 「そうですね…日本語をもっと出来るようになって、日本の音楽をもっと知りたいです!」

 質問に、あっさり短く答えるところもイ・ホンギらしい。ジェルミもそんなさっぱりした彼らしいさが出ていたと思う。それだけに、本人も一押しの「バスのシーン」にはほろりと目頭が熱くなる。オンエアを期待してほしい。

 イ・ホンギほか、チャン・グンソク、パク・シネ、ジョン・ヨンファが主演を務めるドラマ『美男<イケメン>ですね』はKNTVで2月27日よりスタート。毎週土曜午後9時45分から放送される。

 一方、韓国で『美男<イケメン>ですね』が終了後は、全国ツアーや日本でのアルバムリリースやライブなどでFTIslandとして多忙に過ごしてきたイ・ホンギ。2月20日には、FTIslandはぴあ主催のスペシャルイベント「FT×FT in 2010.2.20 TOKYO」をなかのZERO大ホールにて開催する。

東京=野崎友子通信員

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