俳優パク・シフが7日、東京・日比谷公会堂にて今年7月に続き、2度目となるファンミーティング「PARK SIHOO LOVING SHOW」を開催した。

 パク・シフは『イルジメ〔一枝梅〕』『家門の栄光』で日本でも人気が上昇。7月の初ファンミーティングではチケットが即時完売するなどし、一躍「韓流スター」の一人として名を上げた。その際、ファンの熱い声援に「また来ます!」と約束したが、その日は予想以上に早くやってきた。

 その登場も衝撃的だった。激しいダンスで登場すると、Tシャツを引き裂くパフォーマンスまで見せ、いきなりファンを圧倒した。ダンスをしていると別人格のように、自信に満ちあふれた様子だったが、それが終わると引き裂いた胸元を隠すような仕草をするのがまたパク・シフらしかった。


 イベントでは、「ファンともっと身近に」との思いから、ファンを舞台に上げて、直接質問を受けたり、「ファンが選んだ『家門の栄光』お気に入りシーン」を見ながら思い出を語ったりした。また、ファンの携帯電話にパク・シフが直接電話をしたり、動物の着ぐるみを着た3人が客席から登場し「この中のどれがパク・シフ?」といったユニークな企画も行われた。

 また、9月にSBS『希望TV24」の企画でアフリカ・コートジボワールにて子どもたちのサッカー教室を作るというボランティア活動を行ったパク・シフ。その時の番組映像の一部が流されたが、「環境が劣悪なため、けがした手の傷が治らず手を失いそうな子どもがいた。そんな子どもを助ける手助けをしたい」と語った。


 「子どもたちのために皆さんにも協力をしていただければ」と、自身の使った『家門の栄光』や『完璧な恋人に出会う方法』の台本と『家門の栄光』で雪の日の初キスシーンで着用したコートを提供。抽選で当選したファンらは、プレゼントに対し寄付を行った。

 そして、この日のファンが大きな期待を寄せていたパク・シフの「SHOW」が、最後のクライマックスでようやく披露された。

 前回、華麗なる競技ダンスの技を披露しファンを驚かせたが、今回はよりパワーアップし、すっかり「特技」となったダンスを披露。そして最後には、尾崎豊の名曲「I LOVE YOU」の韓国語バージョンを切々と歌い上げ、ファンの喝さいを浴びた。

 前日6日に日本に到着したが、その前夜、朝方までダンスのレッスンをしていたというパク・シフ。そして6日の到着後も夜遅くまで取材をこなし疲労がたまっているはずだが、そんなそぶりをまったく見せず終始笑顔でファンの期待に応えた。最後には全員との握手会で、3時間以上にわたる触れ合いの時間を楽しんだ。

 一方パク・シフは、今春『家門の栄光』を終えた後、休息をとってきたが、いよいよ再始動が近付いてきた。現在、次回作をほぼ決定した状態。帰国後に最終的な判断を行い、確定に至った場合は、早ければ11月末ごろから撮影に入る予定だとのことだ。


東京=野崎友子通信員

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