第46回大鐘賞映画祭授賞式は2時間にわたり生中継されたが、視聴者にそっぽを向かれてしまった。

 6日にSBSで生中継された大鐘賞授賞式は、第1部が視聴率8.8%、第2部が10.7%(TNSメディアコリア調べ)だった。第1部と同じ時間帯に放送されたKBS第2『スポンジ2.0』は13.1%、第2部と同じ時間帯に放送されたKBS第2『VJ特攻隊』は13.5%、MBC『セクションTV芸能通信』は11.4%で、大鐘賞の視聴率が振るわなかったことが分かる。

 大鐘賞は開幕式直前、『空と海』のチャン・ナラが主演女優賞にノミネートされたことをめぐり、批判が相次いだ。受賞作発表後には「賞が(各作品に)配分された授賞式」と指摘された。最優秀作品賞・編集賞・音響技術上を受賞し3冠に輝いた『神機箭』、2部門で受賞した『国家代表』『霜花店』を除けば、『海雲台』『母なる証明』『エジャ』『私の愛、私のそばに』『あなたは遠いところに』『グッド・バッド・ウィアード』『映画は映画だ』などがそれぞれ一つずつトロフィーを獲得した。その一方で、パク・チャヌク監督の『コウモリ』は無冠だった。

 『神機箭』は完成度の面では申し分ないが、大衆性や芸術性で『国家代表』『母なる証明』『海雲台』をしのぐ作品ではない、という声が多い。また、役が乗り移ったかのような演技で国内外から絶賛された『母なる証明』のキム・ヘジャではなく、『あなたは遠いところに』のスエが主演女優賞を受賞したことも、多くの反発を買った。

ペク・チウン記者

【ニュース特集】第46回大鐘賞映画祭

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