人気の男性グループ、東方神起のメンバー5人のうちジェジュン(23)=本名キム・ジェジュン=、ユチョン(23)=同パク・ユチョン=、ジュンス(22)=同キム・ジュンス=の3人が所属事務所SMエンターテインメントを相手取り、専属契約の無効を求めた仮処分申請で、ソウル中央地裁は27日、3人の主張を一部認める決定を下した。これにより、3人は独自の芸能活動が可能になった。

 同地裁は「専属契約の一部条項は社会的習慣に反し、全部または一部が無効であるか、効力が消滅したとみる蓋然(がいぜん)性が高い。判決が下されるまでSMが申請人の意思に反し、公演などの芸能活動に関する契約を締結したり、申請人の独自の芸能活動を妨害してはならない」と指摘し、東方神起メンバーの主張を認めた。

 同地裁は契約期間が13年とされていることについて、「東方神起がアイドルスターである点を考えると、全盛期のほとんど全部を支配されることになり長すぎる」とした上で、芸能人の専属契約を取り巻く構造的環境では、当初の契約締結時に事務所側が一方的に示した契約条件を受け入れざるを得なかったとの見方を示した。

 一方で、同地裁は東方神起メンバーが今後、個別合意に基づきグループ活動を継続する可能性を挙げ、「これまでの活動における収益配分比率など契約の一部条項は仮処分申請段階で無効だとの結論は下せない。収益配分問題は今後の報酬算定の基礎となるため、専属契約の効力をすべて停止することはできない」とした。

 3人は今年7月31日、同地裁に仮処分申請を行い、一時は解散説まで流れた。所属事務所側は「東方神起は国やアジアを代表するグループであり、活動は継続されるべきだ」との立場を示している。

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