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キム・ガンウが日本で初のファンミーティング開催、歌も初披露
映画『食客』やドラマ『ザ・スリングショット~男の物語~』の俳優キム・ガンウが18日、東京のTOKYO FM HALLにて「キム・ガンウ JAPAN 1st FAN MEETING」にて開催した。
初のファンミ開催で、「皆さんに会えてうれしい。今日は楽しい時間を過ごしたい」と笑顔であいさつしたが、「緊張していて、昨日は眠れなかった」というキム・ガンウ。
トークでは、俳優になったきっかけについて「子どものころは、俳優になろうとは思わず、いろいろな夢を持っていた。映画監督になりたいという夢はあった。そして大学で映画を専攻するようになって、その中で演技の授業があって、それが楽しかったので、俳優になろうと思った」と明かした。
演技にはストイックでカリスマがあるといわれるキム・ガンウだが「時によって違うが、時にはさびしくなって、人恋しくなったりする。しかし撮影のときは、一人になりたかったり、閉鎖的になるほうかもしれない」と語った。
また、作品ではさまざまな「特技」を持つ役柄が多いが、「『台風太陽~君がいた夏~』という作品では、インラインスケートをやるのだが、スケートがまったくできなかったので、3カ月間でマスターしなければならないのが苦労した。食事以外はずっとスケートしていた」とのエピソードを披露した。
『マリンボーイ』の水泳に関しては、「まったく泳げなかった。前世の業なのか、オファーがくる作品が自分ができないものばかり。2カ月で準備した。あまり時間がないので、ほかのことを全部犠牲にしてやるしかない」とこれも意外な告白。
では『食客』の料理は、との問いには「料理に関しては、できると思っていた。ところが、初めて習いに行った時、甘かったと思った。料理を作る過程が難しい。真心が必要だと思った」とキム・ガンウらしいコメントをした。
休みの日には何をするか、という質問には「何もしない。顔も洗わないし、歯磨きもしない。おなかがすいたらご飯を食べる。ひたすら寝ている。そういう時がいちばんいい」と語り、長い休みがあったら「旅行が好きなので、沖縄でスキューバダイビングをやりたい。来年までには行ってみたい」と答えた。
そして、今度やってみたい役については「『ザ・スリングショット~男の物語~』がちょっと怖い役だったので、今度はロマンチックな役とか、コメディーがやってみたい」とし、「俳優としていい作品に出会って、俳優として成長していきたい。機会があったらしょっちゅう日本に来たい」と今後の夢を語った。
キム・ガンウは、トーク以外に、キムチ・チャーハンを作ってファンにふるまったり、ファンと演技をしたりしてアットホームな雰囲気でイベントをファンとともに楽しんだ。
また初披露という歌も披露。チョンジンの「愛が来ない」、The Callingの「Where Ever You Will Go」を歌いながら、舞台を降りてファンの近くに行くというサプライズもあった。
全員と握手と2ショット撮影を行い、最後に再び舞台に上ったキム・ガンウはファンに「手紙」を読んだ。
その中で「俳優は華やかに見えるが、自分との戦い。時にはうらぎりがあったり、男だが泣きたくなることもある。正直、自分に負けてしまうことも多い。でもそのたびに立ち直ることができるのは、皆さんがいるから。海を隔てた地で応援してくれる皆さんがいるのに弱音を吐くことはできない。自分がお返しできる唯一のことは、演技を通して皆さんに感動を与えることだけ」とその思いを吐露すると、会場からは大きな拍手が沸いた。
「心のおもむくままに真実の演技をお見せします。まだ未熟でいたらない僕ですが、愛してくれてありがとうございます。常に努力し、探求しつづける俳優になります」と力強く語ったキム・ガンウ。
もともと演技力は高く評価されていたが、その素顔については未知の部分が多かった。どんなファンミーティングになるのか、興味津々ではあったが、「真面目だが、おちゃめで気さく」という素の部分を披露してくれたキム・ガンウ。観客のハートをしっかりとらえたようで、今後の躍進がますます楽しみだ。
東京=野崎友子通信員