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ソウルの新名所光化門広場
今年8月ソウルの中心部、光化門に新たな名所が登場した。長さ550m、幅34mに造成された光化門広場がそれである。いつも車で込み合っていた道路に新たな憩いの場として登場した光化門広場は、開放されてから一週間余りで100万人が訪れるなど、多くの人々の関心を集めた。ソウル旅行で一度は立ち寄ってほしい光化門広場を紹介しよう。
車で溢れた往復12車線道路。その中に島のように高くそびえ立っていた李舜臣将軍の銅像。8月1日以前のソウルの中心地、光化門の姿だ。しかし風景は変わった。その日以降、道路に余白が生まれ、車に代わって人々が入れるようになったのだ。
広場というには面積がやや小さいが、道路の真ん中を悠々と散策できるという点で多くの人から好評を得ているようだ。子どもから大人まで、解放後の8月は夏休みの期間と重なることもあり、多くの人で溢れ、空きスペースが見当たらないほどだった。
ここは朝鮮時代に「六曹通り」と呼ばれた所だった。これは当時「漢陽」と呼ばれていたソウルの政府官署である六曹や漢城部などの主要官庁が、道の両側に位置していたとしてつけられた名前だ。こうした歴史を想起させるため、光化門広場には昔の六曹通りを現代的に再現し、北側に「六曹広場」を設置した。
この他にも美しい花が絨毯のように敷き詰められたフラワーカーペット、世宗文化会館前に位置する「韓国の代表広場」、ソウル市のシンボル「ヘチ」関連の彫刻品などが設置されている「ヘチ広場」、ソウル500年の歴史を617個の石板に記録した「歴史水路」などが光化門広場にある。
しかし光化門広場の名物は何と言っても噴水だ。朝7時から夜10時まで稼動する噴水は、色とりどりの照明と相まって、特に夜になるとさらに美しい姿を演出する。光化門広場はソウル中心部に位置しているので、周辺に見どころが多い。徳寿宮、景福宮、淸溪川など都心の観光コースの途中で一休みするのもよいだろう。写真撮影を楽しむなら、随所に設けられたフォトゾーンの標識前での記念撮影もお忘れなく。
*アクセス: 光化門駅から光化門連結道路を利用
文=イ・ヒョンジュ 写真=キム・ソンア