5日に放送を開始した『宝石ビビンバ』(MBC)で、主人公となる宝石の名を持つクォン家4人きょうだいの長男クォン・サノ役を務めているイ・ヒョンジン。前作ドラマ『家門の栄光』のチョン・ヒョンギュ役で人気を集め、本作に抜擢された期待の新星だ。その撮影で多忙なイ・ヒョンジンに、ロケ現場で話を聞いた。

―『宝石ビビンバ』のサノ役はどんな役ですか。

 「家族を愛する、長男の役です。3番目の子どもなんですが、優等生の長男なので権威があって。ダメな両親をなんとかしようと奮闘するのですが、いろいろな葛藤(かっとう)があって…そんな役です」

―タンクトップにジャージーとラフな衣装ですね。

 「受験生だし、貧しい家なので、いつもタンクトップにジャージー、つっかけサンダルスタイルですね。将来、司法試験に合格したらスーツとかの姿もお見せできるのではないでしょうか(笑)」



―パーマヘアで雰囲気も『家門の栄光』の時と少し変わりましたね。

 「家でずっと勉強をしていて、貧しいし小汚い感じの役で、頭もかまってられない、というイメージもあって、パーマにしました」

―『家門の栄光』から休む間もなくこの作品に入ったようですが、この役は早くから決まっていたのですか。

 「自分が一番最初にキャスティングされたようです。4月ぐらいに決まりました。作家(イム・ソンハン氏)が有名な方でしたし、オファーをいただき、ちゅうちょすることなくOKし、準備をしました」

―経歴を振り返りたいのですが、モデル出身ですよね。なぜモデルを始められたのでしょうか。

 「大学生のころから、ファッションに興味があって、洋服とかも買いたいし、いろいろ服も着られるし、バイトでやろうと思ったんです。10カ月ぐらいやりました。そして、そのプロフィールを見た事務所に誘われて、俳優の道に行きました」



―高校の時は、今より30キロ近く太っていたそうですね。なぜ、どうやってやせることができたのでしょうか。

 「ものすごいダイエットをしました。高1の時の彼女に言われたことがきっかけでした。ぼくが食べ過ぎていることを心配してくれたのですが、太っていることを指摘されて傷ついて、ダイエットを決意したんです。結局その彼女にはふられたんですけど…半年間、とうふと野菜だけで過ごし、運動もがんばってやせました」

―すごい努力ですね。リバウンドはないですか。

 「太りやすい体質なので、気を付けています。お菓子など甘いものを控えるとか(笑)」

ソウル=野崎友子通信員

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