韓流スターのパク・ヨンハが1 日、5周年記念イベント「Beautiful days 1873」をさいたまスーパーアリーナで開催した。

 この日は、歌手・俳優として『冬のソナタ』以来、日本でその人気とブームをけん引してきたパク・ヨンハが、日本デビューをしてから5年を迎える1873 日目。5年間の集大成、1回限りの特別なステージということで、会場には約1万4000人のファンが詰めかけた。

 イベントは「出逢った日のように」で始まり、「期別」「カジマセヨ」など懐かしい代表曲でスタート。

 「ツアーのタイトルの意味がわかりますか? 1873という数字は、デビューして1873日という意味の数字。その前に、ビューティフルデイズと付くのは…当たり前でしょ?」と笑顔で日本語で語り、5周年の喜びとファンへの感謝の気持ちを表した。

 次の「Fiction」の途中で、お笑いコンビTKOがバックダンサー(?)で登場。その後、TKOはMCとして、パク・ヨンハと日本語で掛け合いをしながら、5年間の日本活動を振り返った。

 5年間の113曲を振り返り、「玉置浩二さんが好き。Truthは玉置さんが作ってくれた歌」とし、「ワインレッドの心」「Truth」を歌うなど、思い出の曲の数々を披露した。

 歌以外の話題では、Mnetで放送された『パク・ヨンハダイアリー』が「スカパー!アワード2008 スカパー!大賞」を受賞したことに触れ、「今は、『パク・ヨンハダイアリー2』をやっているが、2では自分が日本語でナレーションをやっている。5年、10年と続けたい」とプライベートの本当のパク・ヨンハが見られる同番組について語った。


 また、最新ドラマ「ザ・スリングショット~男の物語」について「けんかのシーンが多かった」と話したかと思うと、「ドラマを撮るたびにキスシーンがあるので、うれしい」などと冗談交じりに話すなど、歌の合間のフリートークのほとんどを軽妙な日本語でこなした。そして、合間にはインスタントカメラで写真を撮るなどおちゃめな姿も見せた。

 衣装替えして再登場した後半には、「Sweet Home」「夏のクラクション」「砂浜letters」と、7月29日にリリースしたミニアルバム「ONCE IN A SUMMER」の収録曲を初披露するなどし、ファンのボルテージを高めた。

 アンコールでは「ハレルヤ」を歌いながらバルーンで登場。ステージから遠かった客席のファンの近くに行き、途中は歌よりも、ファンに手を振ったり、投げキスをするなどのサービスに務め、ファンへの感謝の意を示した。

 パク・ヨンハは「僕と一緒にするコンサートは楽しいですか。皆さんの一人一人と目を合わせられないですけど、感じられます。これからもたくさんの応援を送ってくれますよね? 特別の日に一緒にいてくださってありがとうございます。僕はもっと長く日本で、韓国で頑張って、僕と皆さんとずっと一緒に過ごしたいです。夫婦ではないですけど(笑)」など最後も自分の言葉で、日本語で語った。

 この日は、1日だけの5周年記念イベントのせいか、心なしかいつもより冗舌で、ステージへの名残惜しさも感じさせたパク・ヨンハだった。難しいお笑いタレントとのからみも無難にこなしながらのステージは、歌とともに、日本での5年間の活動での成長を感じさせた。

東京=野崎友子通信員

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