今月28日に結婚式を挙げるソル・ギョング&ソン・ユナはどのように愛を育んできたのだろうか。頻繁に会うこともできなかったので、お互い切ない思いが募っていたはず。彼らはそのたびに、電話で寂しさを紛らわせた。

 ソル・ギョングはメールより、ラブレターというアナログな方法で思いを伝えたという。旧式ともいえる表現法だが、少しずつ、ゆっくりそして慎重に育ててきた2人の恋愛がよく表れている。

 ソル・ギョングは2007年12月から、ソン・ユナに向けて日記を書き始めた。時間さえあればノートを開き、日記形式でラブレターを書きつづったのだ。そして1冊書き終えると、ソン・ユナにプレゼントした。

 2008年春にこの日記帳を初めて受け取ったソン・ユナは感動の涙を流した。どんな宝石や豪華なプレゼントより感動的で、ソン・ユナをとりこにしたという。

 2人の愛が詰っているノートは、すでに5冊を超える。変わらぬ心を誓いながらプレゼントした「かめ」とともに、このノートはソン・ユナにとって第1の宝物だ。

 こうして愛を育んできた間にはけんかがない。お互いをよく知っているからだ。

 もし意見の食い違いが起きたら、とりあえず休止符を打つ。お互い一度離れて考えを整理する時間を持てば、自然に感情が和らいだ。遠回りせず直進するソル・ギョングと、愛嬌を振りまきながらも何事にも正確なソン・ユナ式の仲直り法だ。

 「ユナの涙」。9日の結婚発表記者会見で、家族の反対や両親関連の質問が出ると、ソン・ユナは「両親の心をたくさん痛めてしまった」としきりに涙を流した。

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