スターインタビュー
インタビュー:8年ぶりドラマ復帰のキム・ナムジュ
8年ぶりの復帰は完ぺきだった。ドラマ『内助の女王』(MBC)でチョン・ジエ役を演じるキム・ナムジュ(37)。夫の出世のため、孤軍奮闘するずぶとい「おばさん」でありながら、20-30代女性たちの視線をくぎ付けにした、洗練された「ファッションリーダー」。そんな水と油のように相反する二つのキャラクターを、キム・ナムジュは平然と演じる。結婚、出産、時には離婚後の復帰まで、容赦なく崩れる主婦の演技で人気を博した中堅女優は多かったが、キム・ナムジュのように「美しい不屈の女」として成功したケースは珍しい。
「チョン・ジエを演じられるのは、韓国でわたししかいませんでした。(チョン・ジエが)学生時代にイケてる女だったことが、8年間CMでスマートながら高慢なイメージがあったわたしと通じ合い、実際には何かが足りないややとぼけた女性という点が、わたしのおおらかで物忘れがひどい姿とつながったんです」。声がかれていた。「1日2時間の睡眠で撮影をしているんですが、数日前には点滴を3本打ちました」
キム・ナムジュは「ドラマ復帰を控え、口に出せないほどストレスを受けました。テレビカメラは短所だけ浮き彫りにするもの。子どもを二人産んで育てる間にだいぶ老けたましたが、視聴者がそんなわたしの姿をどう見てくれるのか心配でした」と述べた。
「初めから、厚顔無恥で行く方法もありました。でも、“くるくるパーマ”に“ロングスカート”というおばさんルックで出るのは嫌だったんです。そのためスタイルにすごく気を使いました。前半は監督も“チョン・ジエがキレイすぎないか”とおっしゃるほどでした。とにかく今は、チョン・ジエのファッションやヘアスタイルが街で流行しているため、成功したといえるのではないでしょうか」
キム・ナムジュは現実でも「内助の女王」を夢見ている。「夫キム・スンウの成功が自分の成功より大事」と言う。だからといって、キム・ナムジュがチョン・ジエのように、夫の上司にへつらうはずはない。「夫の健康管理を上手にやって、俳優仲間たちに気を遣うのが、チョン・ジエのような妻になる道」と話す。「家に遊びに来る友人たちを盛大にもてなし、夫のエネルギーを高めるのが最高です。わたしは焼き肉、テンジャンチゲ(韓国風の味噌鍋)と一緒にワインを出す場合が多いです。子どもができるまでは、毎日のようにパーティーでした。チャン・ドンゴンさん、ヒョンビンさん、チョ・インソンさん、イ・ジョンジェさん、ファン・ジョンミンさん、クォン・サンウさんら、そうそうたるメンバーがやって来たんです。女優仲間からかなりうらまれました。なぜ、そんないい席に自分たちを呼ばなかったのかと」
しかし、キム・ナムジュの内助には致命的な弱点があった。各種税金、公課金などをきちんと納めることができないということ。「芸能人として長い間生活していたら、マネージャーたちが世話をしてくれることに慣れてしまい、記憶力が悪くなってしまいました」「いつからか、夫がそういう細々した家事をこなしていたんです」と話す。「子どもたちが小学校に入ったら、母親が完ぺきな“マネージャー”にならなければいけないのに…。わたしがとてもそそっかしいので心配です」
高慢な都会派の女性と思われていたキム・ナムジュのコミカルな表情も、『内助の女王』では見逃せない見どころ。キム・ナムジュは「もともと末っ子なので愛嬌(あいきょう)があり、家で夫と交わす会話やジェスチャーが、ドラマでそのまま使われることも多いです。しかしクルクル変わる表情は、やはり数多くのCM撮影を通じて得たノウハウ」と語った。
「一日に携帯メールや電話などで20回ぐらい連絡を取り合います」というキム・ナムジュ&キム・スンウ夫妻。しかし二人は、以前数々の悪質なうわさに悩まされていた。「わたしたちさえうわさと違うなら、それでいいじゃないですか。わたしはポジティブな性格なので」。キム・ナムジュは「以前、2番目の子どもを産んでもうわさが消えなかったら、3人目、4人目も産むと言いました。ところが、2番目を産んだら、根拠のないうわさがあっという間に消えたんです」と笑った。