― 日本でのファンミーティングは何度かされていますが、日本のファンとの交流というのはキム・ソンスさんにとってどんな意味がありますか。

 「日本では初めて大阪でファンミーティングを開いたんですが、その時に職業感が変わったんです。これほどみんなから愛される仕事をしているということを知りました。辛いときや大変だと思っても弱音を吐いてはいけないとおもったし、自分は本当に幸せな職業に就いているんだと実感しました。ファンミーティングを終えると心の中が浄化されたような気持ちになりますし、皆さんから大きなエネルギーをもらって帰れるような気がします」

― 今はまっていることはありますか。また、お休みがあったら何をしますか。

 「映画は必ず観ます。3年前からやっている野球にはまってますね。暇を見つけては運動を欠かさずしていますし、ボーリングもはまってます。時間に余裕があれば旅行にも行きたいです」



― ご自身の性格は。

 「性格は男っぽいと思いますが、女性っぽいところもあるんです。女性の気持ちや立場が理解できるところがあり女性と話が合うんです。仕事とプライベートでは性格が変わります。仕事では完ぺきを目指します。大きな問題が生じた時にも怒ったりせず、大胆に構えているんですが、その反面ささいな一言で気分を害したり、怒ってしまうことがあります(笑)」



 ― 「大人の魅力」をお持ちのキム・ソンスさんですが、ご自身では大人の魅力とは何だと思いますか。

 「歳をとるにつれ男らしくなること、アイデンティーを見つけていくことのような気がします。若いころは好きな人にどうやって気持ちを伝えたらいいのか、どのように行動したらいいのかわかりませんが、年をとるにつれ、どのように行動するのか、どのような眼差しを送ったらいいのか、わかってくる、というような(笑)」

― 今後の予定を教えてください。

 「3日前に撮影を終えたばかりですので、少し休んで、野球もやりたいし、旅行にも行きたい。5月には撮影の予定があって、また下半期には作品を選んで出演したいと思っています」

 キム・ソンスは、きりっとした眼差しと力強いまゆといった容姿だけでも十分男らしく、その物腰も加えて「大人の魅力」をたっぷり感じさせてくれた。しかし、そんなキム・ソンスの中の「女性っぽい」面というのもちょっと見たい気もした。コメディーもやってみたい、と意欲を見せていただけに、作品でそんな一面を見せてくれる機会があるかもしれない。



東京=野崎友子通信員

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