歌手で俳優のイ・ジフンが27日、東京芸術劇場大ホールにて「春爛漫プレミアムコンサートWITHイ・ジフンin東京2009」を開催した。

 コンサートは、「Goodbye Love」で幕を開けた。そして「人形」ほかアップテンポな曲からしっとり聴かせるバラード、また「ハムレット」からのナンバー「Today is for the last time」でミュージカル舞台のようなステージまで披露。また、中島美嘉の「雪の華」や平井堅の「瞳をとじて」など日本のヒットナンバー、日本で一番好きな歌だという玉置浩二の「ショコラ」なども歌った。

 また、客席から一人の観客をステージに上げるというサプライズ演出があった。その女性に捧げるように顔を近付けイ・スチョルの「ヒヤ」を歌うと、客席からは羨望のため息が漏れ、悲鳴のような声も上がった。しかし、コンサートの後には全員とハイタッチを行い、ファンは二重の感動を味わった。


 この日はちょうどイ・ジフンのバースデー。コンサート前に行った記者会見で、イ・ジフンは、ファンと一緒に過ごせる時間をうれしいと話したが、もしファン以外の人と誕生日を過ごすなら、という問いに「ここ3年は個人的に誕生日パーティーなどはしていない。シン・ヘソン、KANTAなど親しい仲間と一緒に過ごせたらと思います」と答えた。

 ミュージカル『ハムレット』に出演していたイ・ジフン。「芸能界に入り13年経ちますが、今でも舞台に立つととても緊張するのですが、6カ月の舞台に立ち、観客と近い所で接した経験から、あまり緊張することがなくなり、今日も緊張よりも期待や楽しみの方が大きいです」。

 ミュージカルはとても気に入ったと言い、「大好きな歌と演技ができ、観客と近くで接することができる空間を感じることが、自分にとって刺激になりました。これからもずっと続けていきたいです」と意欲を見せた。


 そして次の予定として、4月10日から5月末まで、ミュージカル『私の心のオルガン』で主演をやり、その後ドラマに入る予定だと明かした。

 多忙だが、もし休みがあったら何をしたいか、との問いに「旅行に行きたいです。暖かくなってきましたので、風が吹くような東ヨーロッパやロシアの方へ行き、演技や歌も勉強をしながら考えを深めるそんな時間が欲しいです」と語った。しかし、それを実現する時間は残念ながら当分なさそうだ。

 なお、イ・ジフンは28日にも1泊2日の「ジフンBirthday in ATAMI」と題されたプレミアムトーク&ミニコンサートイベントを行い、再び日本のファンと触れ合いの時間を持つ。



東京=野崎友子通信員

ホーム TOP