3月6日、ソウル市内のMelon-AXにて、ドラマ『エデンの東』記念イベント“プレミアムパーティ i n ソウル”が開催された。日本からは主演のソン・スンホンに会うために、約1000名がイベントツアーに参加した。

 そして、イベントの途中で、4月からTBS系の3波、地上波・BS・CS同時にドラマ『エデンの東』が放送されるとの発表がなされた。系列局MBS(関西地区)でも、同月より放送されるという。

 イベントに登場したソン・スンホンは、「お久しぶりです」と日本語であいさつ。その後、「いつもファンの皆さんに感謝しています。力になる、ありがたい存在です。こんな遠いところまで、足を運んでくださって本当に感謝します」と話し、ファンに向かって手を振った。

 自らが演じた主人公、イ・ドンチョルについて問われると、「過去の作品とはまったく違う男らしい青年の役。イ・ドンチョルと呼ばれなくなるのが寂しいが、役者として最高の挑戦であって、最高に満足できた作品」と、自信に満ちた表情で答えた。


 また、素晴らしい俳優さんとの共演もうれしかったことの一つと伝えると、それを受けて、宿敵を演じたチョ・ミンギ、弟役を好演したヨン・ジョンフン、ドンチョルの恋人役を熱演したイ・ヨニがステージに登場した。

 イベント終盤には、ソン・スンホンからファンに向けて「感謝の手紙」が朗読された。その中で、「僕の中のすべてのエネルギーを集中させて取り組んだ「エデンの東」での厳しく大変だった日々。でもそんな苦労は「エデンの東」が僕に与えてくれた幸せと喜びにはかないませんでした。これらの経験を通して、俳優活動12年で初めて、役者ソン・スンホンとして生まれ変わったような気がします」など、気持ちを吐露した。


 そして最後には、ソン・スンホン自らが用意したクッキーを一人ひとりに手渡しし、見送るというサプライズプレゼントが。遠方から来た日本のファンに直接感謝の気持ちを伝えたいとの気持ちが込められた、一足早いホワイトデーのプレゼントに、ファンは感激ひとしおだった。

 ソン・スンホン5年ぶりドラマ復帰作であり、総制作費250億ウォンが投じられ、2008年度最大のヒットを記録した『エデンの東』。その話題性と完成度の高さから最高視聴率32.3%を記録し、50話完結ながらも急きょ4話延長となった超話題作だ。それがクランクアップから1カ月を待たずして日本での放送が決定したことは異例のこと。この日、日本からサプライズ発表のプレゼンターとして、TBSの青木裕子アナウンサーが登場。地上波での放送のみならず、BS・CSでの3局同時放送という新しく、そして華々しい扱いに日本での同ドラマへの期待感の大きさがうかがえた。



ソウル=野崎友子通信員

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