俳優チソンが7日午後5時、東京国際フォーラムホールAでファンミーティング「TOKYO falls in love with Jisung」を開催した。

 チソンが日本でファンミーティングを開くのは、2008年の5月以来。前日6日には、大阪厚生年金会館大ホールで『OSAKA falls in love with jisung』を開催し、2日連続でのイベントとなった。チソンは疲れも見せず、元気で終始笑顔を絶やすことなく、ファンとの時間を楽しんだ。

 顔も体もシャープになったチソン。「現在、次回作の準備のため運動をしています。がんばりました。体重を落とすというよりも、運動して体力を付けるように努力しました」と話し、「人によってはかわいそうに見えたみたいで、病気だったのではとか、家で何かあったのでは、と思った人がいたようです」とのエピソードも披露した。

 トレーニング風景の映像を見ながら、「次回作は、これまでとは違って強い男性の姿を見せなければならないので、1日9時間ぐらい運動していました。なわとび、ボクシング、ウエートトレーニング…スキューバをやる役で、その練習もやりました。極限状態まで、やりました。なぜこのようなことをしたのかは、ドラマを見てもらえばわかると思います。自分との戦いなので、あきらめるわけにはいかなかった。体重の変化はなかったんですが、愛すべき脂肪たちが筋肉に変わっていきました」と、ストイックにトレーニングに励んできたことを告白。次回作への意気込みがひしひしと伝わってきた。


 次回作とは、7月スタート予定のSBS水木ドラマ『太陽を飲み込め』。『オールイン運命の愛』の脚本家チェ・ワンギュと、演出のユ・チョルヨンが再びタッグを組む期待作だ。

 「とにかく早く撮影が始まってほしい、という気持ち。チョコ、甘いものが食べたいのに食べられない。スタバのホワイトチョコレートモカとかアイスクリームとか、食べたい」と、厳しい食事制限にも耐えていることを明かした。

 『太陽を飲み込め』は3月中旬にクランクイン。その後月末にはアフリカロケ、5月には米ラスベガスロケなども行うという。ソン・ユリ(イ・スヒョン役)とは愛らしいラブストーリーも展開されるそうだ。

 「キム・ジョンウという役。済州島で孤児として育ち、苦難の中で生き、野望を抱いて生きていきます。彼が成功するかどうかは、ドラマを見守っていてください。最初のころは、スリをしたりとか、悪い姿を見せることになるので、自分でも、どんな演技になるか期待しています」と目を輝かせ、クランクインが待ちきれない様子だった。演技以前のチソンの努力を知ると、ドラマへの期待がますます膨らんできた。


 また、今回のファンミーティング会場では、自身初の写真集「the first story」が発売された。「楽しいことばかりだった」と、フィリピンのエルニドリゾートと北海道での撮影を振り返り、その出来栄えにも満足感を示した。

 プレゼントコーナーや、ファンからの質問に答えるコーナーなどで楽しませ、最後には「TSUNAMI」の熱唱でファンを酔わせた。さらに帰り際には、全員に写真集のPR冊子を直接手渡しするというファンサービスも。一人一人に「ありがとうございます」ときちんと感謝の気持ちをていねいに示していたチソンの姿に、その愛すべき人柄がにじみ出ていた。

東京=野崎友子通信員

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