俳優チャン・ドンゴンが、6日午後7時、2年ぶりに日本を訪れ、イベント「2009 Jang DongGun's STORY」をパシフィコ横浜国立大ホールにて開催した。海外からのファンを含め、4500人のファンが「バースデーイブ」のチャン・ドンゴンと熱い時間を過ごした。

 コンセプトは「世界へ向けて扉を開ける」。2007年に日本で初めて日本武道館で行ったファンイベントから2年、自身の誕生日の前日であるこの日を二度目の日本ファンミーティングの日に選んだ。チャン・ドンゴンはこのところ「単に個人の誕生日でなく、ファンの皆さんと年に一度お会いできることに大きな意味がある」としてバースデーにイベントを開催している。

 イベントでは、これまでの作品の撮影秘話などを公開したほか、プライベートの姿を納めた映像が流されるなど、素顔のチャン・ドンゴンを披露した。

 2006年の『PROMISE<無極>』(チェン・カイコー監督)以来スクリーンに登場していないチャン・ドンゴン。待望されているハリウッドデビューにして主演の作品、「ランドリー・ウォリアー」(イ・スンム監督)について「今まで日本語、中国語の演技は経験があったが、初めて英語で演じた映画。2年かけたものだが、ついに今年中には公開される見通しだ」と語った。

 さらに、「次回作はチャン・ジン監督の『グッドモーニング・プレジデント』。4月から撮影に入り、自分は若い大統領を演じる。コメディーが得意な監督なので、これまでと違ったものを見せられると思う」と期待感を示した。


 また「久々にドラマの映像を見ると、またドラマに出たい気持ちになる。『イブのすべて』を最後に映画にいったが、苦労する役柄が多かった。ドラマでは心温まる役だったので、そういうのもまたやってみたい」と語るなど、テレビ復帰の可能性にも触れた。

 プライベートの様子を撮影したVTRではカフェでくつろぐ様子、好きなワインを買う様子、また最近新しくできた自身の会社の中などが紹介された。そして、後になってその時買ったものがファンにプレゼントされるというサプライズも。

 最後には多国籍で構成されたバンドメンバーとともに「愛しのエリー」「Hey Jude」など4曲を歌った。アーティストさながらに、予定になかったアンコールに応じると、最後にはライブ会場のような総立ちの盛り上がりとなった。

 なお、チャン・ドンゴンはイベントに先立ち前日5日午前、大韓航空機で羽田空港に到着したが、空港には200人余りのファンが横断幕を掲げて出迎えた。7日午後には帰国の途に着く。

東京=野崎友子通信員

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