『ベートーベンウィルス 愛と情熱のシンフォニー』日本初公開を記念するファンミーティングで訪日したチャン・グンソク。11月にも自身の単独ファンミを開催したばかりとあって、終始、キム・ミョンミンやイ・ジアよりも余裕が感じられた。そして「日本通」としても知られるチャン・グンソクに話を聞いた。

-『ベートーベンウィルス』は希望と情熱を持てるドラマと言われていますが。

 「クラシックというと難しく庶民が近付き難い印象がありますが、お金がなくても、力がなくても、貧しくても、学がなくても情熱と努力さえすれば夢は叶う。皆さんに希望を与えられるというドラマです。気楽に楽しんで見てほしい作品です」

-トランペットや指揮という技術面で苦労はありましたか。

 「キャスティングされたのが撮影に入る1カ月ぐらい前だったので、準備期間が短かったんです。実際に吹くことはできないんですが、“吹いているよう見える”姿はマスターして自信があります(笑)。指揮もがんばって習いました。撮影中も、ずっと練習は続けていました。俳優なので、それに苦労ということは特になかったです」

-カン・ゴヌ役は実年齢よりも年上の役でしたが演じて難しくなかったですか。

 「高校生や20歳前後の役はたくさんやってきましたが、今回の役は成功したと思います。韓国でも高い評価を頂きました。これからも(役の中での)年齢は関係なく、今までにやったことのないいろいろな役に挑戦していきたいと思います」



-カン・ゴヌ役を演じて成長したと自分で感じる点はありますか。

 「演技に対する幅が広がったと思います。今まではかわいい役や年が幼い役が多かったのですが、この役を演じたことで、幅が広がったと思います。今回、新たな挑戦をしたことで、今、多様な役のシナリオをいただいています」

-この役では髪を短くされましたが、ヘアスタイルはご自分で決められたんですか。

 「監督から“男らしく、典型的な韓国男子らしい髪型”という要望がありましたが、短髪でひげを伸ばすのが、このキャラクターに似合うかなと考え、自分で決めました。今は髪を伸ばしています。別にイヤらしくはないんですけど、髪伸びるの早いんですよ(笑)」

-いつもおしゃれですが、衣装はご自分で決められるんですか。

 「スタイリストが持ってきてくれた洋服の中から自分に似合う、着心地のよい服を相談しながら決めています」

東京=野崎友子通信員

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