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ソ・ジソブ、USJイベントで「今度はコンサートを」と約束
俳優ソ・ジソブが26日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでファンイベント「Winter Night with ソ・ジソブ in Universal Studios Japan」を開催した。
USJには、11月にこのイベントのPRの「歓迎セレモニー」に出席したが、ソ・ジソブが関西でこのようなファンイベントを行うのは初めて。そして、現在ドラマ『カインとアベル』(SBS)の撮影中で、中国ロケの少しの休みの間での訪日だった。
この日のステージはアトラクション「ウォーターワールド」のシアター。普段は映画『ウォーターワールド』をモチーフにしたスタントアクションショーが繰り広げられるステージだ。そこの高い塔の上にソ・ジソブが姿を現すと、3000人の観客が大きな歓声で迎えた。
その後、いったんソ・ジソブが姿を消している間に、映像『So Jisub in Havana』が初披露された。これは、ソ・ジソブが映画『映画は映画だ』の後、キューバに行って撮影したもの。「27時間かけてキューバに来た」「独特な雰囲気がある。皆明るいし。古いものと新しいものが調和している」などと話しながら、自らカメラのシャッターを盛んに切る様子などが映し出された。そして、到着時には伸びていたひげが途中でなくなった。「キューバで6カ月伸ばしたひげを切った。ガンペからチョインになるために」と新たな役への転換と決意を見せていた。
そしてVTRが終わると、ソ・ジソブがボートに乗って、手を大きく振りながら再登場。客席の近くをボートで周り、中央に降り立った。
トークでは、日本で来春公開される『映画は映画だ』について「苦労して撮影したが、いい作品ができた。たくさんの人に見てもらって、愛情を注いでももらえれば」と話した。そして、数々の賞を受賞したことに「賞を受賞したが、これは自分一人に与えられたものではない。映画は一人で作るものではないので、スタッフら皆に与えられた賞だと思っている」と謙虚に所感を述べた。
また、ミュージックビデオに出演、「音楽プロジェクトG」としてラッパーとしても参加した『孤独な人生』がDVDとして2月27日に発売予定だが、これに関しては「ブランクが長かったので、映画以外にすぐできることはないかと準備したもの」とし、「機会があれば、コンサートもやってみたい」と衝撃発言も飛び出した。司会者が「本当ですか? 皆さんに約束してください」と言うと、小指を出し、「約束します」と笑顔で答え、ファンの喝采を浴びた。
その後、ファンの質問に答えたり、プレゼント抽選などが行われ、40分ほどの時間はあっという間に過ぎた。最後には、ソ・ジソブたっての希望とのことで、客席前の通路に出て、端から端までゆっくり歩き、ファンにあいさつ。この日は大阪に初雪が降り、気温もぐっと下がったが、この一瞬だけ暖かくなった気がした。
なお、「Winter Night with ソ・ジソブ in Universal Studios Japan」は同日午後4時45分と、6時15分の2回行われ、合わせて6000人のファンを集めた。さらに、その中でプレミアムシートを購入したそれぞれ200人余りのファンは、会場を移して午後7時30分からのプレミア・アンコール会にも参加し、ソ・ジソブとの触れ合いの時を堪能した。
イベントを終えたソ・ジソブは、「何千人もの皆さんの前に立つのは久しぶり(2006年6月以来)で、少し緊張したが、とても楽しかった。今日はとても寒く、自分は緊張と熱気で寒く感じませんでしたが皆さんが心配」とファンを気遣い、イベント冒頭で高い塔の先端に立ったことについて「ダイビングの経験があるので、とても楽しめた」と語った。イベント中も終始笑顔を振りまいていたが、ファンだけでなく、本人も楽しい時間を過ごせたようだ。
大阪=野崎友子通信員