韓国伝統の寺で寺の日常や僧侶たちの生活を経験し、心の休息と韓国伝統文化を体験する「テンプル・ステイ」が人気を集めている。特に落ち葉が舞うこの時期、寂しげな寺のムードが最高潮に達し、このようなプログラムに参加する人々が増えている。

◆KORAIL、11月から毎月「テンプル・ステイ」テーマ列車を運行

 「KTXに乗って寺に行こう」

 KORAIL(旧・韓国鉄道公社)は11月から、大韓仏教曹溪宗の韓国仏教文化事業団と共同で金泉の直指寺と金堤の金山寺を皮切りに、毎月寺に向かうテンプル・ステイ・テーマ列車を運行している。テンプル・ステイ参加者は寺で鉢盂供養(仏教式の食事)や早朝礼拝(百八拝)、座禅など、修行者らと共に生活をすることにより、仏教文化を体験することができる。

 また、忙しい日常から抜け出し、深い山奥にある古寺で疲れた心身を癒すことができる上に、自分の内面を振り返る思索の時間を持つことができるため、ストレス解消の旅としても人気だ。そのため、都会の人や専門職の人たちが好む体験旅行として好まれている。特に、小学生3年生から参加できるため家族単位の「教育旅行」にも最適だ。

 11月28‐30日に実施された金堤・金山寺のテンプル・ステイは、1泊2日もしくは2泊3日から選択できるプランだった。1泊2日は大人10万3000万ウォン(約6500円)、子ども7万4000ウォン(約4700円)で、2泊3日は大人12万3000ウォン(約7800円)、子ども8万4000ウォン(約5300円)。代金にはKTX往復運賃のほか宿泊費、食費などが含まれる。

◆韓国伝統文化をまとめて体験できる「テンプル・ステイ」

 テンプル・ステイは2002年韓日ワールドカップ当時、韓国の伝統文化を効果的に紹介する方法の一つとして本格的にスタートした。もちろん、これ以前にも一部の大きな寺では「寺体験」の形式で行ってきた。外国人を対象に始まったテンプル・ステイは、参加者らから好評を集めるとともに国内外のメディアの注目を浴び、韓国伝統の仏教文化体験事業として拡大・発展していった。そして2004年には韓国仏教文化事業団が発足し、テンプル・ステイ事業が本格化した。

 韓国仏教文化事業団は韓国仏教の有形・無形資源を基に、国民に文化的情緒と伝統文化体験の機会を提供し、外国人に韓国の美しい伝統文化を紹介する目的でテンプル・ステイを運営している。

 全国的にテンプル・ステイを運営している寺は87カ所で、各寺は歴史的・地理的・文化的にそれぞれ違う特徴を持っている。景色や伝統資源が豊かな寺もあり、外国人参加者のための通訳や便宜施設に力を入れている寺もある。

 このほか、仏教武術の禅武道を目玉にしている寺、瞑想(めいそう)や座禅を中心にしている寺、韓国伝統の茶道を行う寺、死を体験する死の瞑想を行う寺、季節のお茶作りを体験できる寺、ざんげの祈祷など信仰的な体験を中心にしている寺など、寺内外の自然資源や運営者の意向が反映されたさまざまなプログラムが用意されている。

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