7日、東京・大田区民ホールアプリコ大ホールでM to Mが日本で初の公演「M to M 1st CONCERT IN JAPAN~冬物語~」を行った。M to Mは韓国でもこのような単独公演を行うのは初めてだ。

 M to Mは自身のアルバムやOSTの曲ほか、「世界に一つだけの花」「雪の華」「瞳をとじて」といった日本の名曲を歌い、その歌唱力を大いに発揮。明るくコミカルなキャラクターも手伝って、観客を引き付けるパフォーマンスで初舞台を堂々と飾った。

 M to Mはsg WANNA BE+とはアルバムに参加したり、コンサートにゲスト参加したりと親交が深い。特にキム・ジノはM to Mのファーストアルバムに参加しており、デビュー前からの付き合いで、今回ゲストとして応援参加し、変わらぬ友情を示した。

 キム・ジノは、「M to Mは韓国でもこのようなコンサートをやったことがありません。昔から苦労を共にしてきた仲間。sg WANNA BE+同様、M to Mをよろしくお願いします」とあいさつした後、玉置浩二の「ロマン」を歌った。


 なお、同日2回公演が行われたが、1回目の公演は自身の曲を中心としたライブで、2回目の公演は自身の曲と近づくクリスマスにちなんだ冬に似合う曲ナンバーを入れるという異なる構成でファンを楽しませた。

 2004年にファーストアルバム「愛してると言って」でデビューした韓国の実力派R&BグループであるM to M。セカンドアルバム「三文字」で人気を確立したのち、空白期間があったが、昨年10月にサードアルバムを発表。

 日本ではこれまで名前が知られていなかったが、OSTでも活躍し、ソン・スンホン、クォン・サンウ主演の映画『宿命』、ドラマではカン・ドンウォンの『マジック』、キム・レウォンの『君はどの星から来たの』、チソンの「ニューハート」、イ・ドンゴンの『夜になれば』、ソン・スンホン『エデンの東』などに参加しており、その歌には接してきた人は少なくない。

 デビュー以来「顔のない歌手」として活動していたが、今年になって、初めてテレビ出演するなど活動を活発化している。今後の活躍を期待したい。

東京=野崎友子通信員

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