9月に遺体が発見された俳優でタレントのアン・ジェファンさんは一酸化炭素中毒死で、自殺によるものという結論が最終的に発表された。

 捜査を続けてきたソウル蘆原警察署は28日午前、記者会見を開き「アン・ジェファンさんは自殺を図り、一酸化炭素による中毒で死亡したという結論に至り、捜査を終結した」と発表した。

 同署は自殺理由について「アン・ジェファンさんは芸能人として、自身の財力では返せないほどの債務を負い、借金を督促される立場に追い込まれたことを悲観した。そして酒を飲み、家族に遺書を書いた後、自身が使っていた車で練炭に火を付け自殺した」と説明した。

 また、アン・ジェファンさんが拉致・監禁の末、他殺されたという説については「金融業者の家宅捜索令状を執行した結果や、参考人への事情聴取など、客観的な証拠・資料から見る限り、拉致・監禁が疑われるような点は発見できなかった」と述べた。

 そして「“妻チョン・ソニさんがアン・ジェファンさんと一緒に拉致された後、5億ウォン(約3300万円)を渡す約束で自分だけ解放された”と遺族が申し立てた疑惑は、チョン・ソニさんの携帯電話の通話記録や事情聴取を総合した結果、事実ではないものと判断された」と説明した。

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