リュ・シウォンが先日11月19日に初のベストアルバム「Ryu Siwon Ballad Best」を発売したが、その発売記念イベントを25日午後2時に緊急開催。1000人限定のファンが会場となった東京ドームシティのラクーアガーデンステージで、リュ・シウォンと対面した。また、柵外にもイベントを鑑賞する観客が集まった。

　リュ・シウォンは「久しぶりに野外で皆さんと会えてうれしい」とあいさつ。デビュー曲でベストアルバムに収録されている「約束」「桜」を歌ったほか、抽選でラッキーな20人のファンとツーショット写真撮影を行った。

　12月23・24日に行われる東京ドームコンサートに関して、「不景気だし、東京ドームは大きいので、正直なところすごく心配。基本的にゲストはないが、秘密な部分もあるので、ぜひコンサートに来て、確認してください」とPR。来年の予定については「たぶん、4年ぶりにドラマに出演する。30代半ばの大人の役で皆さんに会えると思うので期待して」と韓国ドラマの復帰をほのめかした。

　最後にファンに「寒い中、来てくれてありがとう。クリスマスコンサート、本当に心配ですが、皆さん友達を連れてきてくれると約束しましたよね？（笑）また東京ドームで会いましょう」と感謝と期待を込めてあいさつした。

　イベント後に行われた囲み会見では、不調が伝えられる腰の状態に関して「ヘルニアの診断を受けた。本来腰はあまりよくなかったが、今年は30公演の全国ツアーをして、それも1公演が3～4時間と長く、無理がたたったようだ。でも治療をしているので大丈夫です」と説明。さらに「これまでのコンサートのようにダンスをしたり、振り付けを合わせたりできるか、走り回れるか心配だが、できる範囲で最大限の努力をしたい」と語った。

　誰にとっても“夢”でもあり“冒険”でもある東京ドームでのコンサートだが、「またいつできるかわからないので、自分にとって今回はとても意味がある」と言うリュ・シウォン。昨年、2万人弱入るさいたまスーパーアリーナにファンが入りきれなかったこと、ファンクラブ会員が4万人いることから、東京ドームでの公演を計画したのだという。そして、何より「今回はクリスマスなので、ファンの皆さんと一緒に過ごしたかった」と一人でも多くのファンに来てほしいと話した。

　くしくも、この日のイベント会場はその東京ドームの施設内だが、遊園地内でのイベントだった。上にジェットコースターが走り、その騒音も気になる中でのイベントだったが、「特に驚くことはなかった。むしろ、こういう場所だから、ファンでない一般の方とも接することができる機会だった。日本活動4年で大切なファンもいるが、今はファンではないが、リュ・シウォンってどういう人なのかな、と関心を持ってくれる方がこういう機会を通じて増えるといいと思う」と語った。

　次回作のドラマに関しては「コンサートの時に話せると思う」と明言を避けたが、来年の4月～6月に撮影を予定しているとされる。そしてその後、来年後半にはシングル、アルバム、コンサートと再び日本活動に力を入れる。コンサートは全国４～５カ所になるだろうとのことだ。

東京＝野崎友子通信員