女優ムン・グニョンが人知れずチャリティー活動を続けてきたことが明らかになり、年末を前に静かな感動を呼んでいる。

 社会福祉共同募金会は13日、6年間で8億5000万ウォン(約6000万円)を匿名で寄付してきた20代の芸能人がムン・グニョンだったことを正式に発表した。これまで同会は「本人の希望」として寄付者について何も語ってこなかった。だが、ムン・グニョンさんはPRモデル料を受け取るたびに500万-1億ウォン(約35-700万円)という大金をポンと寄付していたことから、「2003年から08年までに合計8億5000万ウォンを寄付した個人最高額の寄付者はムン・グニョンでは」という見方が流れていた。

 ムン・グニョンは、同会以外にもこの数年間、寄付を続けてきた。「奇跡の図書館」に後援金を贈ったほか、全羅南道海南郡にある土末村(別名:地の果て村)の恵まれない学生のために自習施設を作ったり、「小児がんや白血病の治療に使ってほしい」と5500万ウォン(約400万円)を寄付するなどした。また、光州市の学生のためには奨学金として3000万ウォン(約200万円)を寄託している。さらに、読書運動団体「幸せな朝読書」に3年間で合計1億ウォン(約700万円)寄付していたことも、このほど明らかになった。

 映画『マイ・リトル・ブライド』で一躍「国民の妹」と呼ばれるスターになり、旋風を巻き起こしたムン・グニョン。現在はドラマ『風の絵師』(SBS)で朝鮮時代の画家・申潤福(シン・ユンボク)を好演している。

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