『思いっきりハイキック!』のキム・ボム役でブレイクし、韓国版『花より男子』のF4役も射止めて話題の若手俳優のキム・ボムが、初の公式訪日を果たし、自身初となるファンミーティングを18日、東京・原宿クエストホールで開催した。

 はにかみながら登場したキム・ボムは、大きな拍手に迎えられると明るい笑顔で手を振り「この日を心待ちにしていました。1カ月前から準備をして、4キロ痩せました。でも大丈夫」と話すと会場からはより大きな声援が飛んだ。

 ファンミーティングでは『思いっきりハイキック!』ほか、今年の夏話題を呼んだ初の映画『コ死:血の中間考査』、そして最新の話題の大作ドラマ『エデンの東』のエピソードなどを語った。



 デビューのきっかけは「16歳の時、大韓民国映画祭を見に行って、たくさんの俳優さんを見て、自分もこういう場に立ちたい、と思ったんです。その後、いろいろなオーディションを受けまくりました。1日3回受けて、落ちたこともあります」と話した。
『エデンの東』でソン・スンホンの青年役を演じたが「正直、プレッシャーはありました。が監督さんやスタッフの方々らのおかげで、うまく演じられ、よい評価も得られたのでよかったです」と話した。そのソン・スンホンからはビデオメッセージでファンミーティングへの応援が寄せられた。

 そして、この日のために1カ月間準備してきたという歌、ピアノ演奏、さらにはマジックまで見せるという多芸振りを見せ、この日会場に駆けつけた約600人のファンを楽しませた。

 歌ったのは、「瞳を閉じて」(平井堅)と「Friend」(安全地帯)の日本語曲2曲。日本の歌は好きで、よく聞いているという。キム・ボムはこれまでに韓国でも、放送を通じてすら歌を披露したことがない。初の歌声という貴重な経験に、観客はより感激していた。



 プライベートに関しては「個人的には数回、訪日していて、原宿などが好き。ひとりでぶらぶら歩きます。日本食はすし、ラーメンなどが好き」、「ファッションは普段はジーンズにシャツ。タイトなスタイルが似合うと思っています」などと語った。

 キム・ボムは帰国後すぐに『花より男子』のソ・イジョン(原作では西門総二郎)役の準備に入り、11月には撮影が開始される。香港・マカオ、ニューカレドニアなどでの海外ロケも予定されており、12月末から1月には放送される予定だ。

 俳優としてはまだ若芽のキム・ボムだが、1作ごとに何かを得て成長を見せている。そのフレッシュさと勢いを『花より男子』でも大いに発揮してくれることだろう。

東京=野崎友子通信員

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