19日午後3時、東京・中野サンプラザで「ユン・ウネジャパンファーストファンミーティングBIRTHDAY」が開催され、1500人の観客が会場を埋めた。

 「とても緊張しています。たくさんの方に来ていただいて、鳥肌が立っていますが、うれしいです」とあいさつ。会場からは「本当にかわいい!」という言葉と羨望の視線が送られ、ユン・ウネの「正直」なトークと姿に見とれていた。

 この日会場にはコーヒーの香りが漂っており、雰囲気は『コーヒープリンス1号店』。コーヒーを飲みながらのトークでは「実は、ドラマが終わった後、コーヒーを好きになったんです。撮影中は苦いなあと思ってました」とビックリ発言。「自販機のコーヒーも安くていいですね」などとバリスタらしからぬ(?)コメントもファンに親しみを持たせた。

 そのほかトークでは「日本には友人が留学していたこともあって私的にも数回、仕事では10回ぐらい来ています。『コヒプリ』の前にも来ていて、イメージに合う服を買いました。台本も日本で始めて見たんです」と明かした。

 「今回もイベントの前から日本に滞在して、3日前に日本に来て、街を歩いていました」と話し、東京でよく行く場所はホテル、モスバーガー、109、丸井、新宿、渋谷、原宿、ラーメン屋さん、居酒屋、などとすらすらと上げて、日本通のところを見せた。

 最近「サラダ記念日」で久々に歌声を披露、話題を呼んでいることについては「モデルをやっている冷蔵庫のCFのためのもの。恥ずかしかったんですが、かわいく見せればいいということだったのでプレッシャーは感じませんでした。機会があれば、主題歌などを歌えればいいなと思いますが、アルバムは、歌が上手な人が大勢いるし、演技のほうがまだまだなので、今のところ予定はありません」と語った。しかし、この日はKiroroの「長い間」をしっとりと聞かせファンにサービス、喝采を浴びた。

 現在は作品選びに時間を費やしているとのことで、今後は「前回の作品が男性役だったので、セクシーでかわいらしい役をやりたいと思いますが、作品として巣晴らしければ役は関係ないです」と次回作への意欲を見せた。

 なお、この日はユン・ウネのバースデーファンミということで、ケーキの登場とともにファンは誕生日の歌を歌い、祝った。「ありがとうございます。もう25歳です。日本の年だと24歳。でも、日本の年なら10月3日までは23歳です」とおどけてみせると、会場からは再び「かわいい」の声とため息が聞こえた。

 最後には全員との握手会、そして写真撮影も行い「また来ます」と最後までファンにキュートな笑顔を振りまいていた。

 ユン・ウネは女優としてのキャリアが浅いにもかかわらず、すでに多くの日本ファンの心をとらえている。幼さの残る自然体の姿や語り口とは裏腹に、女優としての姿勢やその視線の先には力強いものが感じられる。今後の韓流に息吹を吹き込む女優の一人となるのは間違いないだろう。

東京=野崎友子通信員

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