故アン・ジェファンさんの遺体は、妻チョン・ソニをはじめ遺族が号泣する中、ソウル江南聖母病院斎場を後にした。

　出棺式は11日午前7時、同病院で追悼ミサの後に行われた。アン・ジェファンさんの遺影を先頭に、遺族や友人・知人らは涙をぬぐいながら後に続いた。遺体が霊きゅう車に載せられる瞬間、アン・ジェファンさんの母は「だめ！」と叫び、泣き崩れた。

　芸能界の仲間として親しいチェ・ジンシルに支えられながら斎場を出たチョン・ソニの姿は、あまりにも大きな悲しみにこれ以上流す涙もないというほど疲れ切っているように見えた。そして、チョン・ソニは号泣した末に気絶してしまい、式に参列していた人々の胸をいっそう痛めた。

　この日の出棺式には故人の遺族・親族ら約70人と、チェ・ジンシル、オム・ジョンファ、チェ・ファジョン、イ・ソラ、イ・ヨンジャ、チェ・ジニョン、ソン・ウニ、パク・ミソン、ホン・ソクチョン、キム・ヨンチョル、キム・テヒョン、キム・シニョン、キム・ゴンモ、イ・スホら芸能人仲間が参列、最後の別れを惜しんだ。遺体が霊きゅう車に載せられても、あちこちから泣き声が聞こえ、その場にいた一般の人々も涙した。

　アン・ジェファンさんの遺体は京畿道城南市立火葬場で荼毘（だび）に付され、同日午後には京畿道高陽市の追慕公園内の納骨堂「天の門」に安置される予定だ。