昨年9月に韓国でデビューした6人組グループ「超新星」が5日大阪・なんばHatch、7日東京・SHIBUYA-AXで初の単独イベント「超新星 Fes. Vol.0」を行い、5公演で約7600人の観客を動員。もともと4公演が予定されていたが、チケットは完売し、東京公演が1回追加された。超新星は日本デビュー前ながら、その存在感を大いにアピールした。

 今回の「超新星 Fes. Vol.0」はショーケースでもファンイベントでもない、超新星のフェスティバルを開催したい、また今後日本活動を精力的に行いたいという意図から付けられたタイトル。超新星初心者のためのTRAVEL EVENT「30minutes PARTY」という無料イベントと、ミニライブと握手会の1st EVENT「Six Shooting Star」の2部仕立てという構成もユニークな試みだった。

 1st EVENT「Six Shooting Star」ではヒット曲の「HIT」「SUPER STAR」などのほか、スキマスイッチの「奏(かなで)」をユナクとソンモが、P.Diddyの「I’ll be missing you」をグァンスとゴニルが歌い、幅広い魅力を披露。

 MCでは緊張しながらも「チケットが売り切れたと聞いてとてもびっくりして、うれしかったです」とファンに感謝の言葉を述べ、「いつか、オリコン1位になるのが夢です」「将来はもっと大きな会場でやりたい。さいたまスーパーアリーナとか」と大きな夢も臆せず口にし、意欲を見せ付けた。

 しっかり準備を積んだというパワフルなステージ。もともと日本語が堪能なリーダーのユナクほか、他のメンバーも勉強中の日本語力を披露したMC。握手会でも全員が疲れも見せずに笑顔を絶やさずファンひとりひとりをしっかり見て握手するなど、その姿勢に、超新星の日本進出への意欲が現れていた。



東京=野崎友子通信員

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