8日午前に乗用車の車内で自殺とみられる遺体で発見されたタレントのアン・ジェファンさん(36)の死因をめぐり三つの疑問点が解明された。

 アンさんをめぐっては、一部では自殺した場所が不自然で、発見されるまで家族が捜索願を出していなかった点、なぜ練炭ガスによる自殺だったのかなどに疑問を投げかける声があった。

(1)家族はなぜアンさんと連絡が取れなくなってから捜索願を出さなかったのか

 アンさんは半月も連絡を絶った状態だった。しかし、家族は捜索願や行方不明届の提出などの手続きを踏んでいなかった。家族はアンさんと長期間連絡が取れなかったにもかかわらずなぜ何の措置も講じなかったのか。

 アンさんの妻でコメディアンのチョン・ソンヒさんには明るい表情で「ちょっと旅行に行ってくる」と言い残して家を出ていたという。

 チョンさんに近い関係者はSTARNEWSの取材に対し、アンさんは先月、チョンさんに「考えたいことがあるからしばらく一人旅がしたい」と話し、家を出ていたと明かした。そう話すアンさんは普段と変わらぬ明るい表情だったという。

 同関係者は「アンさんに借金返済を迫る電話を妻のチョンさんが最近数回にわたり受けていた。そんなことがあったため、妻もアンさんには一人で考える時間が必要だと思い、その心情を理解して旅行に出かけることに同意した」と事情を語った。

(2)アンさんはなぜ住宅街で自殺したのか?

 アンさんの遺体はソウル市蘆原区下渓洞の住宅街の路上に駐車中の乗用車から発見された。

 事件を担当する蘆原署によると、妻のチョンさんは1カ月前から遺体発見現場に近い同区中渓洞の実家で暮らしていたという。昨年11月17日にアンさんと挙式後は江南区三成洞にあるアンさん宅と自分の実家を3日ごとに行き来する生活だったという。そして、遺体発見の1カ月前からは実家暮らしを続けていた。

 このため、アンさんが自殺場所としてチョンさんの実家近くを選んだ可能性が容易に推測できる。

(3)なぜ、練炭ガスによる自殺なのか?

 蘆原署によると、アンさんは乗用車内で練炭に火をつけ自殺した。発見当時、車内には練炭用の火鉢と練炭2個、焼酎、コーラ、たばこなどがあったという。

 練炭ガスによる窒息死は日本で自殺法として流行しているという。今年5月26日にTBSの人気アナウンサーだった川田亜子さん(享年29)が選んだ自殺方法と同じだ。川田さんは発見当時、運転席と助手席に覆いかぶさるように倒れており、練炭用の火鉢2個が後部座席から発見されたという。

 練炭の燃焼で発生する一酸化炭素は血液中のヘモグロビンとの結合力が酸素より200倍も強い。このため、密閉された空間で一酸化炭素を大量に吸うと体内に酸素が行き届かなくなり死に至る。

 練炭による自殺は死亡した後も遺体の姿が寝ているようで、きれいな状態で死ねる自殺法として日本国内で知られていたという。

ホーム TOP