スターインタビュー
ユン・テヨン「ファンクラブで驚かせることを企画中」
俳優ユン・テヨンは、「ユン・テヨン ジャパン オフィシャル ファンクラブ」(http://www.yoontaeyoung.jp)が今月創団されたことに伴う記者会見を28日に開くため、27日に羽田空港から日本入りした。
『太王四神記』でブレイクしたユン・テヨンは、現在、新ドラマ『2009 アウトロー球団』で新たな挑戦中だ。ユン・テヨンが「ヨン・ホゲ」を経て、今思うことを聞いた。
-『太王四神記』のプロモーション以来の日本ですが、いかがですか。
「それほど違いはありませんが、今回はファンの方が多かったですね。前回は3日間の滞在で、到着した日、翌日と日本メディアとのインタビューが続き、韓国にいる時とあまり変わらない感じでした。今回もあまり時間がない滞在なので、次はゆっくりしたいと思います」
-日本公式ファンクラブが設立されましたが、今の心境は。
「ファンクラブを開設できてとても気分をいいです。実は『太王四神記』の撮影前からファンクラブの設立は準備していたんです。どうしたら良いコンテンツができるか、また、他の方のファンクラブと違いを出したい、出さなきゃいけないと思っています。少々肩の荷の重さを感じています」
-具体的な活動予定や企画はありますか。
「まだ秘密です。皆さんが驚いてくださることを考えています。今は秘密にさせてください(笑)」
日本で公式ファンクラブを持っているタレントは少なくないが、これほど積極的かつ真剣に思いを込め、企画をしている人は珍しい。長期の準備期間をかけるところは、作品への取り組みと同様の意欲が感じられた。それはすなわちファンへの愛情、感謝の表れ。まじめで真摯(しんし)な性格がよくわかった。そんなユン・テヨンの気になる私生活にも少し触れてみた。
-オフの時は、どのようにして過ごされたのでしょうか。
「『太王四神記』を撮るのに2年かかりました。その間、休みもありましたが、そのときは次のドラマの準備をしていました。毎日4時間ずつ野球をしていたんです。それ以外では、少し出不精なので家でDVDを見ることが多いです」
-お子さんも誕生されましたが、理想の父親像、家長として思うことは。
「実は5歳から7歳まで日本に住んでました。父は仕事人間で、家にいないことが多かったので、子供心に寂しさとか物足りなさを感じた時もありました。自分に娘が生まれてからは、そういった気持ちを埋めてあげたいと努力しています。また、子供が生まれてから世の中を見る視野が広くなりました。それは、演技にも影響していると思います」
-それは撮影が始まった新ドラマ『2009 アウトロー球団』にも影響しているということですか。
「『2009 アウトロー球団』では、母親がいなくて父親だけで、その父親も揉め事を起こしている父親なんですが、『太王四神記』よりうまく感情表現が出来ていると思います。感受性も豊かになったと思います。そうそう、ついこの間、母から聞いた話しですが、子どものころ、日本に住んでいた時、迷子になったことがあるらしいんです。一人で橋の下でアイスを食べてそのまま寝てしまっていたみたいで、探してもらえなかったら今ごろ日本人として生きていたかもしれません(笑)」
東京=野崎友子通信員