『バリの恋人』『ガラスの華』などのドラマで韓流スターとしての地位を確立してきたイ・ドンゴン。作品を重ねるたびに、人気だけでなくその実力も積み重ねてきたイ・ドンゴンが、また新たな能力を開花させようとしている。8月22日に東京国際フォーラムホールAで自身初めてのコンサートを開催するのだ。

 韓国では98年に歌手デビューし3枚のアルバムも発表してきたが、ここしばらくは俳優活動に専念してきた。しかし2007年、友人であるPositionのアルバムに参加したり、映画『今愛する人と暮らしていますか?』でOSTに参加するなど、「歌手」への思いが膨らんだ。そして満を持して今年3月、シングル「ツキアカリ」をリリースし、日本での歌手デビューを果たした。

 引き続き、今年6月にはアルバム「my biography」を発表。そして8月22日・23日に東京国際フォーラムホールAでのコンサート(http://www.leedonggun-live.jp/)も決定した。

 16日、コンサートリハーサルをスタートさせたイ・ドンゴンに、今の思いを聞いた。MBCドラマ『ラブ・トレジャー~夜になればわかること~』(原題:『夜になれば』)の撮影を14日に終え、15日に日本入りしたばかりだ。

 -コンサートを控えての今の気持ちは。

 「自分にとっても、ファンの皆さんにとっても楽しいコンサートにしたいです。日本でアルバムを出すのは夢だったし、日本語で歌うのをぜひ聞いてもらいたかった。今日からリハを始めますが、とにかく最善を尽くしますので、期待していてください」

-今回のコンサートではどんな歌を聞かせてくれるんでしょうか。

 「アルバムの曲が中心です。全体的にアコースティックな感じになる予定ですが、詳しいことは内緒です(笑)」



 -歌以外に何か企画はありますか。踊るとか?

 「今回は、ファンミではなく”歌手”イ・ドンゴンのコンサートなので、とにかく歌で魅せます。ダンス? それは苦手なので…(笑)」

 -アルバムでは、どの曲がお気に入りなんですか。

 「1曲1曲すべてに愛着がありますが、ラストの曲の「Biography」アコースティックバージョンが一番好きです」

 -日本の歌のカバーが多いですが、日本の歌手はどなたがお好きですか。

 「玉置浩二が一番好きです。安全地帯の歌はほぼすべて知っています。『悲しみにさよなら』が一番好きです。平井堅、CHEMISTRYも好きです。MISIAの「Everything」とか…」

 日本人歌手の名前がどんどん名前が出てきた。日本通で、個人的にも日本によく来るというイ・ドンゴン。「日本は楽しい国。東京には特に親しみを感じていて、もう外国という気がしません。食べ物も合うし、慣れているのでリラックスできるし…日本に来られるのは、プライベートでも仕事でもうれしいです」と話した。ドラマを終えたばかりだが、今、気持ちは日本へ、コンサートへしっかり向いている。22日が待ち遠しい。

東京=野崎友子通信員

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