「太王」ペ・ヨンジュンが関西国際空港に姿を現すや、集まった5000人余りのファンは一斉に歓呼の声を上げた。しかし、ファンの歓声は長くは続かなかった。ペ・ヨンジュンが空港に留まっていた時間はわずか数分に過ぎなかったからだ。

 ペ・ヨンジュンが2006年の映画『四月の雪』公開以来3年ぶりに訪日した。今回の日本訪問は、6月1日に京セラドーム大阪で開かれる「ドラマ『太王四神記』 プレミアムイベント2008 in JAPAN」に出席するためのもの。

 29日午後4時すぎに関西国際空港から入国したペ・ヨンジュンは、独特の明るい微笑みを浮かべ手を振ってファンにあいさつした後、自分の小型デジタルカメラでファンの姿を撮影する余裕すら見せ、視線を集めた。

 ジーンズに黒いジャケット姿で到着ロビーに現れたペ・ヨンジュンは、取り囲んでいるファンの姿をおよそ10秒ほどカメラで写し、特別な発言もなく、警護員に守られながらすぐさま空港を後にした。ペ・ヨンジュンが姿を現してから空港を立ち去るまでにかかった時間は、5分にも満たない。あっという間にペ・ヨンジュンが空港から姿を消してしまうと、一部のファンは失望感をあらわにし、不満を漏らしもした。

 ペ・ヨンジュンの入国を取材するため、フジテレビのほか関西のテレビ局など30社余りのメディアが集まり取材競争を繰り広げ、一部のメディアがペ・ヨンジュンの乗る車を追いかける姿も見られた。

 ペ・ヨンジュンの所属事務所BOFのある関係者は、ペ・ヨンジュンの日本での日程について、「久しぶりの日本訪問のため、各種インタービューやミーティングなどが殺到している。いまだに帰国の日取りも定まらないほど、忙しい時間を過ごすことになりそうだ」と語った。

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