25日、東京・中野サンプラザで日本で2度目の単独コンサートを開催した男性ボーカルグループPARANが、その開演直前にその意気込みを語った。

 前日24日にファンミーティングを行い、すでにファンとの対面をしたPARAN。ファンミーティングを終えて「こんな大きなファンミは初めてで、多くの人が来てくれて、楽しい思い出が作れてうれしかった」とし、コンサートへの緊張感をほぐすことができたようだった。


 2度目ということで、前回より成長したと思うか、との問いには「思います。3枚目の新しいアルバム収録曲を多く歌うし、いろいろなイベントを用意している。自分たちの音楽のカラーがわかるコンサートになる。準備期間は短かったが、一生懸命やってきた」とした。

 ニューアルバムでの音楽的な変化については「海外公演や生放送で培ったもので成長したと思う。経験の蓄積での成長だと思う」(ACE)、「2年を経て出したアルバム。成長を見てもらえる」(P.O)など、それぞれが自信を見せた中、最年少のA.Jは「自分の歌があるが、声がお兄さんたちに似てきたように思う」とコメントし、笑いを誘った。


 メンバー全員に、隣のメンバーについて、うらやましいと思っていることは、と尋ねると、全員が顔をあらためて品定めするかのように眺めた。そしてACEがNEOに「写真写りがいいこと」、NEOがRYANに「リーダーシップと男らしさ。肩幅の広さ」、RYANがA.Jに「かわいらしさ」、A.JがP.Oに「音楽の才能」、そしてP.OがACEを「自由奔放な性格、ポジティブさ、どんなときも笑顔を見せられること」と答えた。


 一方、PARANは午後5時から、東京・中野サンプラザで1500人のファンを前にコンサートを行った。

 3枚目のアルバムの「U.R.M.S」、「Don’t Cry」、これまでのヒット曲「初恋」の日本語バージョン、「彼女と僕は」などでアップグレードした歌唱力、パフォーマンスで観客を引き付けた。またソロコーナーでは歌とともにA.Jがピアノ、NEOがフルート演奏を披露、RYANは客席をゆっくり巡りながら歌うなどそれぞれの個性もアピールし、終始楽しませてくれた。



東京=野崎友子通信員

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