俳優ソン・イルグクがフリーの女性記者に暴力を振るったとされる事件に関し、防犯カメラの映像が解析されることになった。

 ソウル中央地方裁判所刑事7単独のパク・ジェヨン判事は8日、ソン・イルグクに暴力を振るわれたという虚偽の告発した疑い(誣告〈ぶこく〉罪)で起訴されたキム・スンヒ記者に対する第2回公判で、証拠として提出された防犯カメラの映像について証拠検証を行うことを明らかにした。

 被疑者(キム・スンヒ記者)の弁護側は「検察(ソン・イルグク)側が証拠として提出した映像はねつ造されたもの」と主張。さらに、弁護側が提出した防犯カメラ映像は約1時間20分、検察側の映像は約15分間で、時間的な違いがあることから問題になっている。

 事件当時の現場の様子を収録した防犯カメラは計4台と言われている。このうち、弁護側が提出した映像はソン・イルグクのマンション玄関前と、エレベーター前に設置されていた防犯カメラのものだという。

 このため、次回の公判では双方が提出した防犯カメラ映像を順に映し、双方が提起した複数の疑惑について、裁判所側が判断する形で進められるものとみられる。

 また、裁判所は次回公判でソン・イルグク、マンション警備員、キム・スンヒ記者の歯の状態を診察した歯科医ら必要な証人を一度に召喚することも明らかにした。次回公判は29日午後2時から。

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