俳優チ・ジニは5日、東京・ラフォーレミュージアム六本木にて昼夜2回、サイダスHQジャパンオフィシャルファンクラブ主催のファンイベント「チ・ジニ スペシャルトーク」を開催した。

 会場は熱烈なファンで埋め尽くされ、最新ドラマや日本で公開中の映画『なつかしの庭』、『ス』などについて語った。

 チ・ジニは、5月7日から放送予定で、すでに撮影が開始されているドラマ『スポットライト』ではテレビ局の社会部記者を演じる。髪型がこれまでと違った雰囲気で長めのウエーブヘアになっていたが「これも役作りの一貫」とした。


 実際にテレビ局のニュースデスクに取材に行き、記者と話をしたり、酒を飲んだりして役作りに役立てたという。「実は、昨年の11月から酒はやめているんです。それで体調や肌の調子もいいんです。でもそのときは、親しくなるために飲みました」と語った。

 映画『ス』ではそれまでのイメージを一変させる冷酷な殺し屋というキャラを演じたが、それに関して「崔洋一監督の映画なので引き受けました。最初の脚本では残忍な殺人者でしたが、自分が演じることになり少し変わりました。ハードボイルドなので撮影は、けがこそなかったんですが、大変でした」と振り返った。


 ファンからの質問にも直接答えた。ラーメンが好きと聞くが今回は食べたか、との問いには「辛いラーメン、味噌ラーメンが好きですが今回はまだ食べていません。あと、日本の菓子が大好きです。羊かん、あずきをおみやげに買いたいです」と大きな笑顔で語った。

 歌ってほしいとの急なリクエストに、試みたものの歌の歌詞が出てこない。動揺し困ってしまったところ、客席からの声でハッピーバースデーを歌うことになり、ほっとした様子で歌い上げ場内を沸かせる、といった場面もあった。


 イベントは最後にファン全員と握手し、さらにツーショット撮影という大サービスで幕を閉じた。ファンにとって充実の時間だったことは言うまでもないが、チ・ジニもファンに喜びと感謝の気持ちを隠さなかった。

 チ・ジニは6日にはシネマート六本木で映画『なつかしの庭』、『ス』の舞台あいさつを行い、再びファンにその姿を見せる。

 現在韓国では『スポットライト』に取り組んでいるチ・ジニだが、引き続き次のドラマ出演も決まっているとのこと。そして8月には再度日本を訪れ、今度は大阪のファンを熱くする予定だそうだ。

東京=野崎友子通信員

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