クォン・サンウとソン・スンホンが主演した映画『宿命』の舞台あいさつは、ファンが殺到したため中止になる事態となった。

 ソウルの各映画館で22日、クォン・サンウとソン・スンホンが『宿命』公開に合わせ舞台あいさつを行った。事前に舞台あいさつのスケジュールが公表されていたためか、各映画館には二人のファンが数十人ずつ集まり、ファンらが転倒したり下敷きになったりするケースが続出した。

 このため映画会社側は、以降のスケジュールを強行すれば事故が起きると判断、その後の全日程を取り消した。

 クォン・サンウとソン・スンホンのファンは映画公開前の記者試写会でもプラカードや花輪を持ち、応援合戦を繰り広げるなど、熱狂的なことで知られている。

 広報を担当するマック社の関係者は「狭い映画館にファンが集まりすぎると一般のお客様に迷惑をかけ、事故が発生する恐れがあるのは火を見るよりも明らか。やむを得ず予定を取り消した」と述べた。そして「まだ確定していなかった今週末の舞台あいさつは、こうしたことを考慮し、事前告知せずにゲリラ的に行う予定」とも話している。

 20日公開された『宿命』は23日までに43万人を動員し、興行成績1位に立っている。

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