昨年に予定されていた公演を中止して以来、現在に至るまで消息が途絶えているため、奇怪なうわさが広がっている歌手ナ・フナ(羅勲兒)が今月初めに帰国し、現在は韓国国内にとどまっていることが確認された。

 釜山の検察と警察が18日に発表したところによると、ナ・フナは昨年12月5日に韓国を出国し、日本やシンガポールに滞在した後、アラブ首長国連邦経由で今月5日に帰国した。その後、出国した記録はないという。

 ナ・フナは昨年3月、世宗文化会館での公演を中止して以来消息が途絶えているため、有名女優と交際している、日本の暴力団にけがを負わされた、といった奇怪なうわさが広がっていた。

 釜山の警察は、こうしたうわさが拡大の一途をたどっている中、真相を明らかにするため内部捜査に乗り出し、ナ・フナが釜山市内の病院で治療を受けているといううわさに関して、病院関係者への聞き込みを行ったり、医療保険の記録を調査するなどしたが、ナ・フナが治療を受けたことを示す証拠は見つからなかったという。

 一方、ナ・フナの関係者は18日、スターニュースの電話取材に対し、「ナ・フナは親しい友人にさえ連絡を取っていない」とした上で、「最近奇怪なうわさが流れているが、彼の性格をよく知っているため、それほど心配はしていない」と語った。

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