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Rainの働きぶりに泰安市民も感激
「率直なところ、これまでボランティアのため泰安に来た芸能人の中には、それらしく真似事しかしなかった人も時々目に付いた。でもRainは頑張っていた。あの日はとても寒かったが、作業中に手が冷たくなると口に手を当てて温めていた様子に、非常に好感が持てた」
泰安郡庁の関係者が、今月16日に歌手Rainが行ったボランティア活動の様子について語った。
Rainは今月14日に米国から帰国。旅の疲れを癒す間もないまま、16日午前に父親と所属事務所の社員20人とともに、原油流出事故で油だらけの忠清南道泰安へ向かった。
泰安郡庁関係者によると、Rainはこの日午前11時ごろ現地に到着し、午後3時までおよそ4時間作業を行ったという。
Rainのボランティア活動を最初からそばで見つめていた郡庁関係者は「Rainさんは最初から人の目に付かないように車の中で作業服を着て出てきた。自分のせいで作業が行われている海岸の雰囲気が乱れないように気遣っていた」と語った。
同氏は「Rainさんは臨時に設置されたテントで仲間たちとカップ麺で簡単に昼食を済ませた。寒さのため同行した仲間たちがぐずぐずしていると、“早く始めよう”と先頭に立って励ましていた。Rainさんのボランティア活動には本当の真心を感じることができた」と伝えた。
この日はマイナス10度という強烈な寒さの上に、油から出たタールが岩に凍り付いて除去作業も大変だった。Rainは郡庁関係者に「なかなか落ちないですね」と笑顔で語りかけ、「次に来たときはもっとがんばります。必ずまた来ます」と話しかけてきたという。
Rainはこの日のボランティア活動以外にも、泰安住民のために3億ウォン(約3400万円)分の防寒服とミネラルウォーターを寄付した。