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07年人気ドラマ、相次ぐ共演者同士の熱愛説
「熱愛説が出るほど息がピッタリの共演だったんですよ」
芸能人のスキャンダルに毎回登場する、おなじみの言葉だ。ドラマで恋人役になり、熱演するうちに噂が立ってしまったという説明はもう耳にタコができるほど聞いたが、今年1年間に話題となった人気ドラマには特に熱愛説とこうしたお決まりの説明が付いて回った。
2007年に人気を呼んだドラマのカップルには、熱愛説が飛び出すケースが多かった。だが、ほとんどはドラマでお似合いのカップルを演じた二人に、ファンの願望が結びついた噂に過ぎなかった。ファンをドキドキさせ、そしてガッカリさせた今年の熱愛説を振り返ってみよう。
今年の恋愛ドラマでは唯一20%以上の視聴率をマークし話題となった『コーヒープリンス1号店』(MBC系)は、ねじれにねじれた男女の関係が展開され、最後まで目が離せなかった。男装のヒロイン・ウンチャン(ユン・ウネ)と、ウンチャンが女とは知らないイケメンのハンギョル(コン・ユ)のスリリングなロマンスが話題に。熱愛説こそ出なかったが、「男でも構わない」というセリフに続き、キスシーンを演じたユン・ウネとコン・ユに対し、「いっそのこと付き合っちゃえ」というファンの声が集中した。
ところが、噂になったのは交際期間の長いカップル、チェ・ハンソン役とハン・ユジュ役を演じたイ・ソンギュンとチェ・ジョンアンのほうだった。二人は今回の共演で引かれ合うようになったとの噂が流れたが、噂は噂。あまりにも自然に長い付き合いの恋人同士を演じた二人に対するファンの支持が、熱愛説につながったケースだ。特に、イ・ソンギュンは先日、トーク番組『ユ・ジェソク&キム・ウォニの遊びにおいで』(MBC系)に出演、交際を公表しているチョン・ヘジンに対する変わらぬ気持ちを告白し、噂は消えた。
430億ウォン(約51億6000万円)というドラマとしては異例の制作費と、韓流トップスター、ペ・ヨンジュンの韓国ドラマ復帰で放映前も終了後も話題をさらったファンタジー時代劇『太王四神記』(MBC系)も例外でない。
『太王四神記』にはチュムチ(パク・ソンウン)とタルビ(シン・ウンジョン)、チョロ(イ・フィリップ)とスジニ(イ・ジア)という複数のカップルが登場したが、1番噂になったのは何といっても主人公タムドクを演じたペ・ヨンジュンと相手役スジニを演じたイ・ジアだ。悲しい恋のストーリー、演技経験ゼロの新人イ・ジアの相手役抜てき、ペ・ヨンジュンと所属事務所が同じということから、噂が噂を呼んだと言われている。
視聴率30%以上をマークし、快進撃中のドラマ『嫁全盛時代』(KBS第2テレビ系)からも熱愛説が飛び出した。このドラマはイ家とチョ家が舞台になっているが、紆余(うよ)曲折の末にチョ家の妹とイ家の兄、チョ家の兄とイ家の妹が結婚するという「大混線」ストーリーで高視聴率が続いているだけに、熱愛説も「ダブル」だ。チョ家の妹を演じるイ・スギョン&イ家の兄を演じるキム・ジフン、チョ家の兄を演じるイ・ピルモ&イ家の妹を演じるソ・ヨンヒが次々とスキャンダルに巻き込まれたのだ。
コミカルで明るいドラマだからだろうか。4人は熱愛説さえ笑い飛ばしてしまいそうなムードだ。4人とも「本当にピッタリと息が合っているから噂になるのだろう」と考えている。実際、4人はこうした噂が流れても、撮影終了後にたびたび会い、厚い友情を交わしているということだ。