4.ワンダーガールズ『Tell me』ブーム

 K-POP界は全般的に不振に陥り、以前のように「国民的な歌手」「国民的なヒット曲」の登場は徐々に難しくなっている。だが、昨年最高に話題をさらったワンダーガールズの『Tell me』ブームはまさにK-POP界を盛り上げた一大事件だった。

 5人組女性アイドル、ワンダーガールズの『Tell me』ダンスは動画だけでなく、振り付けを指導した歌手兼プロデューサー、パク・ジニョンや、これを真似して踊ったほかのスターたちの動画までもが大人気を呼んだ。さらには一般人の『Tell me』ダンス動画も話題になり、昨年はまさに『Tell me』の当たり年だったと言えよう。

5.パニック映画『D-WAR』論争

 8月1日の公開以来、愛国心マーケティング、同情を買う行為、シム・ヒョンレ監督の学歴詐称疑惑、『D-WAR』に対する公開批判から討論番組『100分討論』での舌戦まで…。『D-WAR』は昨年最も多くの注目を浴びた作品の一つとなった。

 シム・ヒョンレ氏は長年、韓国ナンバーワンのコメディアンとして活躍したものの、映画監督と認められるまで数多くの批判に耐えてきた。そのシム監督が遂に大韓民国映画賞の視覚効果賞や青龍映画賞の最多観客賞を受賞し、批判の声にピリオドを打った。

6.バラエティー番組『無限挑戦』が大人気

 最近ある新聞記事が報じたところによると、地上波放送や各ケーブルテレビチャンネルでの再放送を合計すると、『無限挑戦』は1週間に約90回放映され、その視聴率は優に50%を超えるという。これに加え16週連続で視聴率20%以上という記録、『無限挑戦』のコンセプトを真似た複数の番組の登場、相次ぐ海外人気スターの独占出演など、『無限挑戦』は昨年一年間、視聴者に最も愛され、関心を集めた芸能バラエティー番組の座を譲らなかった。

7.時代劇ブーム

 昨年初めには国民的ドラマ『朱蒙』が誕生。30%台という高視聴率のまま先月23日に終了した『大祚栄』の人気も一向に冷める気配がない。そのほか、異色のファンタジー時代劇『太王四神記』、『イサン』、『王と私』など、話題のドラマはほとんどが時代劇だった。

 また、地上波以外でも、『メディカル妓房栄華館』、『朝鮮科学捜査隊 別巡検』、『正祖暗殺ミステリー8日』など、ケーブルテレビで放送された時代劇まで入れると、昨年は例年に比べ時代劇がブームを呼んだ年と言える。

 昨年時代劇は建国の歴史や正祖にまつわるストーリーが中心だったが、今年は世宗大王・洪吉童・一枝梅・檀君など多彩な素材の時代劇が待っており、今後もこのブームは続くものと思われる。

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