俳優イ・ミンギは21日午後3時、東京・メルパルクホールに1500人のファンを集め、初のファンミーティング(フラウ・インターナショナル主催)を開催した。

 『頑張れクムスン』や『タルジャの春』で知られるイ・ミンギは、これまで日本で人気を集めてきた韓流スターに共通する憂いや悲哀を感じさせる大人の男性というタイプとは異なり、まだ22歳という若さとコミカルでキュートな魅力で新たな韓流スターとして注目される俳優だ。

 スリムで183センチの長身に、細いネクタイに短い丈のパンツという姿で登場したときから個性的だった。ファンミーティングでは、トークやファンからの質問に直接答えるなどのコーナーがあったが、緊張の中、一生懸命片言の日本語を使って答えようとする姿に「かわいい」「かっこいい」の声が絶え間なく聞かれた。


 日本に来て何をしましたか、と問われ「ずっと今日の、冒頭のあいさつを練習してました」と答えたのに続き、昨日の夜の食事は「トンカツ」、日本で食べたい食べ物を「両親と子どものご飯(親子丼のことと思われる)」、好きな日本食は「ラーメン、カツどん」、やりたいことを「島に行ってスクーターに乗りたい」など、異色の「天然」キャラを爆発させた気取らない珍回答で応じた。

 また、歌の披露や、クリスマスケーキを独創的にデコレーションしファンに食べさせてあげるというパフォーマンス、そしてプレゼントコーナーがあり、最後には観客全員との握手会が行われた。ひとりひとりに、丁寧に目を見て握手するイ・ミンギに、ファンの熱がさらに上がっていくのが見て取れた。

 20日訪日したイ・ミンギは、5日間の日程でファンミーティング後も精力的に日本でプロモーションを行っている。韓国国内でも「お姉さん」たちに人気のイ・ミンギだが、日本ではヨン様ら高貴な王子様イメージの俳優にはなかった新たなイメージで「大きなお姉さん」たちのハートもとらえ、ファンを拡大していく。



東京=野崎友子通信員

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