米国でも女優として成功しているキム・ユンジンが、ハリウッドに進出したり、今後進出を考えている俳優たちにアドバイスした。

 米ABC系の人気テレビドラマ『LOST』シリーズで全世界に名前と顔が知られ、ハリウッドで女優として確固たる地位を築いたキム・ユンジン。「言葉や典型的なアジア人の役は、必ずしも俳優活動の障害にはならない」と語った。

 12日に閉幕した第12回釜山国際映画祭では、アジアの俳優たちが企画した懇談会が行われた。この懇談会では、「ハリウッドをはじめ海外市場に進出するには“言葉”と“配役”が最大の壁」という点で意見が一致したが、キム・ユンジンは「ネイティブ・スピーカーのように完璧な英語が使いこなせなければならないとは思わない」と語った。

 映画『セブンデイズ』(ウォン・シンヨン監督)の11月14日公開を前に、スターニュースとのインタビューに応じたキム・ユンジンは、まず言葉の問題について「現地で仕事をしていても、言葉の勉強は休まず続けるしかない」と語り始めた。

 キム・ユンジンの話では、英語の台詞をこなすため、プライベートレッスンを並行しながら試行錯誤を繰り返し、英語を身につけなければならないという。だが、「ときどきアジアの俳優として特有の(英語の)アクセントが要求されることもある」という。

 「典型的なアジア人役」など、キャスティングに関する問題についても、キム・ユンジンは自らの考えを語った。

キム・ユンジンは「もし、それが問題と考えるなら、ひとまず断らずにやってみるべき」とアドバイスした。

 キム・ユンジンは「ハリウッドのプロデューサーらは閉鎖的な人々ではない。言葉もできないアジア人に役を与えるようなプロデューサーたちではないということ」と説明した。

 『LOST』に出演し、こうした経験を積み重ね、今は確固たる地位を築いたキム・ユンジン。「やはり彼らが考える“アジア人のイメージ”というものはあるが、それも固定的なものではない。十分話し合うことで修正できる」と自信を持ってアドバイスした。

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