人気俳優の「ヨン様」ことペ・ヨンジュンが『冬のソナタ』以来5年ぶりにドラマに復帰した時代劇『太王四神記』(MBCテレビ、脚本ソン・ジナ、パク・ギョンス、演出キム・ジョンハク、ユン・サンホ)が、来年初めに日本全国の映画館で上映されることになった。韓国ドラマの劇場公開は異例で、日本でヨン様が韓流スターの最高峰であることが改めて証明された格好だ。

 韓国で現在放映中の『太王四神記』の版権販売を担当するSSDによると、映画館での公開は長さ2-3時間の劇場編に再編集する一般的な方式ではなく、全24回を順に上映する異例の形式となる予定で、注目を集めている。こうした試みは韓国ドラマの対日輸出で初めてだ。

 一方、NHKは先月、『太王四神記』の日本でのテレビ放映を決定した。12月3日からBSハイビジョンで放送される予定だ。

 サンケイスポーツなど日本のメディアは、『太王四神記』が11月に韓国での放映を終えてから、1カ月もたたないうちに日本で放映されることについて、「NHKが過去に放送したか、今後放送を予定している韓国ドラマのうち最も放映が早い」と報じた。その上で、「ペ・ヨンジュンが昨年4月に『ホテリアー』(テレビ朝日系)に特別出演した後、彼とその新作を一日も早く見たいというファンにとって、『太王四神記』の放映は朗報」と伝えた。

 「ヨン様」パワーは日本の漫画界にも飛び火した。講談社は情報雑誌の『TOKYO1週間』『KANSAI1週間』に先月下旬から『太王四神記』の漫画版を連載している。作画は人気漫画家の池田理代子さんが手掛けている。

 一連の動きは、『冬ソナ』で日本の韓流ブームの火付け役となったペ・ヨンジュンへの人気が依然根強いことを立証している。

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