ペ・ヨンジュン、ソ・ジソブ、ソン・スンホン…。その名前だけでも女性の心を揺り動かすのに十分なスターたちだ。それぞれ個性は違っても、「これ以上のイケメンはいない」というほどの容姿と筋肉質でパーフェクトな体に恵まれている。

 男性のおしゃれの第1の鉄則は、頑張っていることを感じさせないようなさりげなさを演出することだ。ペ・ヨンジュン、ソ・ジソブ、ソン・スンホンが女性たちに愛される秘訣は、まさにここにある。

 今週の「ファッショニスタ」では、韓日両国を行き来しながら女心をつかんで離さない男性韓流スター3人のスタイルのうち、まずペ・ヨンジュンのスタイルの秘訣について見てみよう。

◇「ペ・ヨンジュンは“スーツマニア”? いいえ、普段着はもっとカッコいい!」


 「ヨン様」ことペ・ヨンジュンはスーツをよく着るスターとして有名だ。だが、スタイリストの立場から言わせてもらうと、これはとても残念なことだ。なぜならペ・ヨンジュンのスタイリッシュな普段着は、お見せしたくてもめったに皆さんにお見せできないからだ。

 13年間もペ・ヨンジュンの専属スタイリストを務めているホン・ウンギョンさんは「普段はジーンズにTシャツという姿が多いが、それがとてもステキなので1人で見るのがもったいないくらい」と残念がる。

 それもそのはず、ペ・ヨンジュンがドラマで流行させた最高のファッション・アイテムはスーツではない。ペ・ヨンジュンと言って連想するイメージは「茶髪のウエーブ・ヘアにトレンチコート、マフラー」に代表される『冬のソナタ』スタイルだ。当時、『冬のソナタ』でペ・ヨンジュンが披露したスタイルは「ヨン様ファッション」という1つの大きな流行を生み、韓日両国で大反響を呼んだ。

 ペ・ヨンジュンは服を着る時、清潔感があり洗練していながら動きやすいスタイルを好む。公式の場でスーツをよく着るのは、ある程度格式のある場ではスーツが礼儀と考えているからだ。TPOに合わせたスタイルを最優先するペ・ヨンジュンならではのファッション哲学がうかがわれる。


 ペ・ヨンジュンはアクセサリーでも、公衆の面前に立つときと、普段では使い分ける。普段は大ぶりのネックレスを好むが、公の場ではネックレスをなるべく隠し、ブレスレットではなく時計にポイントを置く。もちろん、普段はネックレスを見せ、時計よりもブレスレットのほうをよく身に着ける。

 公の場ではスーツ・ファッションが好きなペ・ヨンジュンだが、スーツでも嫌いなものがある。それはスリーボタンのスーツだ。これはペ・ヨンジュンだけでなく、ソ・ジソブやソン・スンホンも同じだ。

 スリーボタンのスーツが似合わない3人の共通点は、筋肉質な体だということ。胸の筋肉が発達した男性の場合、スリーボタンを着るとボタンが胸の上にかかり、引きつれているように見えるので、スタイリッシュに見えないのだ。

◆ペ・ヨンジュンのスタイリスト、ホン・ウンギョンさんってどんな人?

 14年のキャリアを誇る芸能人専門スタイリスト。ペ・ヨンジュンの専属スタイリストを13年務めている。「ヨン様」ブームを巻き起こした『冬のソナタ』ファッションも彼女の手から生まれた。彼女のスタイリストとしてのキャリアは、意外に書くことが少ない。14年間、ペ・ヨンジュン、ソン・スンホン、ソ・ジソブ以外の俳優は担当したことがない。しかし、「人気を誇る韓流スター3人のスタイルを作り出すには、1日24時間では全然足りない」と彼女は言う。

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