25日、Rainが「Rain’s Coming World Tour」の日本公演を東京ドームで開催、3万5000人の大観衆をその歌とダンスパフォーマンスで酔わせた。

 潜水艦をかたどったバルーンの中から登場し「It‘s Raining」で幕を開け、歌って踊って全21曲をノンストップで披露。人気の高い「I Do」、「Touch Ya」ほか、最後には日本公演だけの曲「Free Way」などを熱唱した。

 曲のつなぎには巧みに配されたビデオ映像が流れ、その間に何度も衣装変えを行い、ビジュアルでもファンを喜ばせることを忘れない。さらにシャツを脱ぐ、雨のシャワーを浴びるなどでそのセクシーなボディーを見せると歓声は奇声に変わった。


 あいさつなどMCはすべて日本語でこなし「世界のRainとして認められるよう努力します。応援してください」などと力強く語ると、大きな拍手が会場を揺らした。

 Rainは日本でも限られたトップスターしか実現できない東京ドームでの公演を韓国人アーティストとしては初めて実現し、成功させたことの意味は大きい。

 ワールドツアーも終盤にかかってきたRainだが、6月にはタイ・バンコク公演、米国のハワイをはじめ5都市での公演を行い有終の美を飾る。


 また、俳優としてもハリウッド映画「Speed Racer(仮)」への出演が決まっており、31日にドイツで行われる同映画の制作発表会見に出演予定だ。Rainのワールドスターへの歩みは着実に前進している。

東京=野崎友子通信員

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