最近、視聴者はテレビを楽しんでいる。

 兵役のためにテレビから姿を消していたスターたちが健康な姿で続々と芸能界に復帰しているからだ。

 しかし復帰したスターたちの心は復帰に対する喜びばかりではない。復帰後の評価によって明暗が大きく分かれるからだ。

 今年、ドラマSBS『愛に狂う』(クォン・ギヨン脚本、ソン・ジョンヒョン演出)で復帰したユン・ゲサンは“半分の成功”を手に入れた。ドラマは10%前後の低調な視聴率だったとはいえ、歌手から俳優への転身を認めさせたという評価が大部分だ。

 ユン・ゲサンは入隊前、映画『バレー教習所』とドラマ『兄嫁は19歳』などで演技に挑戦したが、当時最高の人気グループgodのメンバーとしてのイメージの方が強かった。しかし『愛に狂う』で見せたユン・ゲサンの演技は歌手ではなく俳優であることを視聴者に認めさせるに十分なものだった。

 もう1人の復帰スター、パク・ジョンチョルはSBSドラマ『青い魚』(ク・ソンギョン脚本、キム・スリョン演出)でカムバックしたが視聴者の評価は厳しかった。

 視聴率はずっと一桁にとどまり、演技に対する評価もそれほど好意的とはいえない。純粋な愛しか知らない単線的なキャラクターで、新派スタイルの涙に一環した演技では視聴者を納得させることはできなかった。

 チャン・ヒョクはドラマMBC『ありがとうございます』(イ・ギョンヒ脚本、イ・ジェドン演出)で入隊前以上の人気を集めている。以前とは比べ物にならないほどに成熟したチャン・ヒョクの発音と演技に視聴者は拍手を送った。

 同ドラマは同時間帯のドラマの中で視聴率1位を固守したまま最終回を迎え、チャン・ヒョクの人気もそれだけ上昇した。誰よりも復帰に成功したケースであるといえる。

 最近除隊したソン・スンホン、ソ・ジソブ、パク・クァンヒョン、イ・ジョンジンは果たして視聴者からどんな評価を受けるのか、その結果が期待される。

ホーム TOP