10日に最終回を迎えたMBCドラマ『ありがとうございます』(イ・ギョンヒ脚本、イ・ジェドン演出)が韓国での人気に続き、日本でもヒットを予感させている。

 MBCドラマの海外輸出を担当しているグローバル事業部の関係者は11日、「最終回を迎える前から日本の多くのバイヤーから購入の問い合わせが相次いでおり、交渉が進んでいる。韓国でも期待以上の人気を集め、ジワジワと人気が広がってきたように、日本もドラマの中盤以降から関心を示し始めた」とした。

 この関係者によると、現在まで日本内で最も反応の良かったドラマは『私の名前はキム・サムスン』、『宮』だったが、『ありがとうございます』は日本のバイヤーの間でこれらのドラマの人気を超える作品だと評価されている。

 このように同ドラマが日本でも関心を集めている理由は、刺激的なテーマと作為的な設定に一貫してきた最近の多くのドラマとは違い、エイズを克服し明るく生きる人々の人間愛と、疎外された人々の心温まる物語を描いているためだとみられる。

 グローバル事業部の関係者は「最近の韓国ドラマは作品性よりもトップスターを前面に出したスターマーケティングで日本市場に進出しようとして失敗するケースが増えている。有名スターはいなくても、作品の優れたドラマに購買の焦点を当てる方向に日本市場の好みが変わってきている」と話した。

 一方、同ドラマは正式な輸出に先立ち、MBCとの独占供給契約を結んだ日本KNTVで3日から放送されている。

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