韓流スターのソン・スンホンとクォン・サンウが共演する映画『宿命』は、5月に開かれるカンヌ・フィルムマーケットでの先行前売りを目標としている。

 『宿命』(キム・ヘゴン監督、共同制作Mnetメディア)を制作するMKDKの関係者は23日、「カンヌ・フィルムマーケットで『宿命』を紹介し、本格的なセールスに乗り出す計画だ」と語った。

 これと共に同社は、2人の韓流スターが共演する『宿命』に対する日本をはじめとするアジア圏の関心が高いため、今回のカンヌ・フィルムマーケットを皮切りに版権契約の問題などに積極的に取り組んでいくと説明した。

 同社は特に、現在韓国映画の日本輸出がかなり低調なため、2人のトップ韓流スターを前面に出した『宿命』が韓国映画の対日輸出に少なからず影響を与えるものと期待している。

 これによりソン・スンホンとクォン・サンウは5月20日ごろ、クランクインを前にイメージ・カットの撮影を行う予定だ。

 カンヌ・フィルムマーケットは、5月26日に幕を開ける第60回カンヌ国際映画祭と共にオープンする世界最大規模の映画見本市。韓国映画はこれまでフィルムマーケットを通じ海外への版権販売などをかなり成功させてきた。

 これに伴い、『宿命』を制作するMKDK側は、映画の海外マーケティング専門会社を決めるための最終協議を行っている。

 ソン・スンホンとクォン・サンウが共演し、エントリノ社が制作費を投資する映画『宿命』は、男同士の友情と義理、裏切りを描いたアクション・ノワールで、今年末ごろ韓国で公開される予定。

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