人気俳優クォン・サンウとソン・スンホンが、ドラマ『悲しき恋歌』で果たせなかった共演を映画『宿命』で実現させることになった。

 クォン・サンウは次回作をキム・ヘゴン監督の『宿命』に決め、『青春漫画』以来約1年ぶりにスクリーンに戻ってくる。『宿命』はソン・スンホンが除隊後初めて出演する作品。2人は2005年のドラマ『悲しき恋歌』での共演が予定されていたが、ソン・スンホンの入隊で果たせなかった。この共演が『宿命』で実現することになった。

 02年に映画『ひとまず走れ!』で初めて共演した2人は、それ以来深い友情を育んできた。しかし、共にトップスターとしての地位を築いた後は同じ作品に出演する機会がなくなった。『悲しき恋歌』は久々に2人の共演が決まっていたが、入隊によりソン・スンホンが出演不可能になり、ファンを失望させた。

 クォン・サンウが次回作を『宿命』に選んだのは、ソン・スンホンとの友情はもちろん、ライバル意識もあったと思われる。

 クォン・サンウは次回作にドラマを検討してきたが、番組編成をはじめさまざまな条件が合わず、苦慮していた。そうしたとき出演のオファーが舞い込んだのが『宿命』だ。

 クォン・サンウはソン・スンホンが『宿命』に出演することになったというニュースを聞き、悩んだという。2人の果たせなかった共演をスクリーンで実現させてもいいのかどうか迷ったためだ。しかし、18日夜にキム・ヘゴン監督と会い、話し合った末最終的に出演を決めた。

 悪役にキャスティングされたということも、クォン・サンウが『宿命』を選んだ理由の1つだ。クォン・サンウにとって悪役は初めての挑戦なので、強い魅力を感じたとのことだ。

 クォン・サンウに近い関係者は「クォン・サンウとソン・スンホンはいい意味で競い合い、映画ですばらしい力を発揮するだろう」と話している。

 4人の友情・義理・裏切りを描くハード・ボイルド・アクション映画『宿命』は5月末にクランクイン、今年末ごろ公開の予定だ。

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