たっぷりした油の中で香ばしい匂いを放ちながら焼けている広場市場のピンデトック(緑豆を使ったお好み焼き)を見るといつも心配になる。あの油でまた体重が増えるのではないか…少しなら大丈夫かもしれない…食べようかどうか迷いながら店の前を行ったり来たりしていると、店のおばさんが味見しなさいと一口大に切ったピンデトックを食べさせてくれる。

 おばさんが休みなく鍋のふたほどもあるピンデトックを焼き上げ、ハサミでサクサクと切っていく。その規則的なリズムを見ていると、やはりどうしても食べたくなってしまう。

 「スニネピンデトック」の店主チュ・ジョンエさん(54)は「ピンデトックを焼く時は鉄板に押し付けないのがコツ」と強調した。

 ピンデトック1枚は4000ウォン。表面はカリカリ、中はフワフワしている。たっぷりした油はやはり少々気になるけれど、食べ始めると止まらない。店は午前9時30分から午後12時、屋台は午前8時から午後9時まで営業している。(02)2268-3344。

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