世界的な日本の名優、渡辺謙が初めて韓国を訪れる。

 渡辺謙は来月23日、自身が主演する映画『明日の記憶』の韓国公開を前に行われるメディア向け試写会に出席する。

 渡辺謙は『ラストサムライ』『バットマンビギンズ』『SAYURI』といったハリウッド作品で活躍、カリスマ性に満ちた姿は世界でも人気があり、韓国にも多くのファンを持つ。

 『明日の記憶』は、渡辺謙にとって初の単独主演作であると同時に、初プロデュース作品でもあることから、非常に大きな意味を持つ作品だ。

 『明日の記憶』は広告代理店の優秀な営業マンである佐伯雅行(渡辺謙)が突然、物忘れが激しくなり、やがて若年性アルツハイマー病と診断されることから経験する痛みと愛を描く感動大作。

 関係者によると、渡辺謙自身も以前、白血病という大病を患ったことから、自身の姿と重なるようなこの映画のストーリーに特別な愛着があるとのことだ。

 これまでの男らしくて強靭な役のイメージから、『明日の記憶』で180度違う役に挑んだ渡辺謙は、今月20日に香港で開かれた第1回アジアン・フィルム・アワードで『グエムル』のソン・ガンホ、『サイボーグでも大丈夫』のチョン・ジフン(Rain)と共に主演男優賞にノミネートされた。

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