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イ・ジョンジェ、元所属事務所から3億円の賠償請求
俳優のイ・ジョンジェの元所属事務所が、専属契約解除などを理由に、イ・ジョンジェらに対し数十億ウォン相当の損害賠償を請求した。
18日、ソウル中央地裁によると、イ・ジョンジェの元所属事務所プレイヤーエンターテインメントが、イ・ジョンジェ(34)とこの会社の元代表理事のキム某さん(43)を相手取り30億ウォン(約3億7000万円)相当の損害賠償請求訴訟を起こした。
両側の争いは2005年、プレイヤーエンターテインメントがファントムエンターテインメントとの合併を進める過程で始まった。
2005年8月、イ・ジョンジェと契約金5億ウォンで3年間の専属契約を結んだプレイヤー側は、担当の会計法人が進めた持分価値評価で、「イ・ジョンジェの所属事務所」という点が有利に作用し、150億ウォンに及ぶ高い評価を得た。
合併の過程で自身の専属契約権のために所属事務所が利得を得た事実を後になって知ったイ・ジョンジェは、2006年2月、代表理事のキムさんとプレイヤー側が連帯し、自身に15億ウォンを追加支給することを骨子とした合意書を作成した。
しかしプレイヤー側とキムさんが、約束通りに15億ウォンを支給しなかったため、イ・ジョンジェは「専属契約を解除し、追加で5億ウォンの約定金を支給せよ」と所属事務所移籍の意思を明らかにした。
プレイヤー側は訴状で、「合意書の存在すら知らなかった。該当の合意書はキムさんが代表理事の権限を乱用し作成した背任的な文書であるため無効」と反ばくした。
プレイヤー側はまた、「イ・ジョンジェが所属事務所プレイヤーの同意なく、任意で放送出演の契約を結び、撮影に臨んだのは専属義務を違反する行為であり、イ・ジョンジェは専属契約金の3倍に該当する15億ウォンを違約金として支給せよ」と主張した。
一方、プレイヤー側はキムさんに対し「イ・ジョンジェと連帯し、文書を作成した。これにより会社が負った損害の一切を賠償する義務がある」と主張した。